ロッテ 大学日本代表バッテリー獲得を目指す

[ 2010年6月17日 06:00 ]

 ロッテが今秋ドラフトで青学大・小池翔大捕手(21)を指名する方針であることが16日、分かった。強肩強打で大学No・1捕手の小池は、7月30日開幕の世界大学野球選手権(神宮ほか)でも大学日本代表入りが確実な逸材。すでに球団が1位指名を公言している早大・斎藤とともに、日本代表での女房役との両獲りを狙う。

 大学入学直後からレギュラーの小池は、東都大学リーグ史上初の1年生デビュー戦満塁本塁打を記録。今春もパンチ力ある打撃など攻守で1部復帰に大きく貢献した。球団関係者は「実戦向きの選手で大学生ではトップクラス。当然リストアップしているし、マークを続けていく」と高く評価している。ロッテは34歳の正捕手・里崎が7日に国内FA権を取得。球団は引き留める方針だが、去就は流動的で、残留した場合でもポスト・里崎の育成は急務となっている。チームは西村監督の下、2年連続Bクラスから立て直しに成功し首位争いを展開中。さらなるチーム力の底上げにはバッテリーの補強は不可欠だけに、即戦力の大学日本代表バッテリー獲りを目指す。

 ◆小池 翔大(こいけ・しょうた)1988年(昭63)6月24日、東京都生まれの21歳。小1で野球を始め、修徳中で捕手に転向。常総学院1年秋から正捕手で、2年春と主将を務めた3年夏に甲子園出場。青学大1年春に東都史上初となるデビュー戦満塁本塁打を放った。1メートル83、83キロ。右投げ右打ち。

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2010年6月17日のニュース