若手に押し出された岩村 トレードは高年俸がネック

[ 2010年6月17日 09:01 ]

「覚悟はできていた」岩村に戦力外通告…トレード先探しへ

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「自分の数字のせい」岩村 淡々とロッカー整理

 開幕から打撃不振が続く中、パイレーツは若手有望株の昇格を決断した。2008年のドラフト全体2位指名の内野手と入れ替えで、岩村が押し出され、戦力外通告を受けた。

 今後球団はトレード先を模索し、成立しなければ傘下マイナーの3Aに送る方針だ。単にトレードするだけなら戦力外通告は不要だったが、ハンティントン・ゼネラルマネジャーは「通告によって、他球団に広く知らせることができる。猶予も10日間あるので、本人に考える時間もできるだろう」と理由を説明した。

 ただ、現時点で他球団へのトレードは、年俸485万ドル(約4億4千万円)の高額契約がネックとなり、成立は難しい状況。マイナー行きが有力で、球団は選手層の薄いパイレーツへのバックアップ要員を確保するとともに、降格後も引き続きトレード先を探すとみられている。

 昨オフ、パイレーツは17年連続負け越し中のチーム再建のためにレイズから岩村を獲得した。しかし、開幕後2カ月余りで見切りをつけた。岩村は「覚悟はできていた」と落ち着いた表情だったが、今後については「ちょっと考えたい」と話した。(共同)

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2010年6月17日のニュース