交流戦MVPはT―岡田!オリックス初Vに貢献

[ 2010年6月17日 17:20 ]

プロ野球交流戦のMVPに選ばれ、賞金ボードを掲げるオリックスのT―岡田外野手

 プロ野球の「日本生命セ・パ交流戦」の表彰選手が17日発表され、最優秀選手(MVP)にはオリックスのT―岡田外野手が選出された。賞金200万円が贈られる。T―岡田は5割8分8厘の得点圏打率を誇り、トップタイとなる24打点を挙げるなど、勝負強い打撃でチームの交流戦初制覇に貢献した。日本生命賞(賞金100万円)には、セは10本塁打の阿部慎之助捕手(巨人)、パは最多の5勝を挙げた和田毅投手(ソフトバンク)が選ばれた。

 オリックスのT―岡田が17日、交流戦の最優秀選手に選ばれた。フラッシュを浴び、硬い表情で会見場に現れた22歳は「(MVPは)あるのも知らなかった。優勝できたことが一番だし、自分の打撃をしっかりできたのもうれしい」。質問が成績や賞金の使い道に及ぶと童顔が徐々にほころんだ。
 選考理由は「勝負強い打撃で勝率1位に大きく貢献」。交流戦の初戦で走塁中に左足首を痛めて7試合欠場したが、24打点は金泰均(ロッテ)と並んでトップ。「先輩方がつないでチャンスをつくってくれる。(打点は)自分一人では取れない」と言うが、得点圏打率は5割8分8厘をマークした。
 岡田監督は「相手の攻め方も厳しくなってくる中で、よう打った」と絶賛。カブレラの不在期間にはプロで初めて4番を任され、チームの快進撃を支えた。
 持ち前の長打力が開花した今季は、初の開幕1軍入りを果たし、14本塁打を記録。オールスターのファン投票では外野手部門の3位につける。一躍チームの顔となったが、慢心は全くない。連日約2時間の早出特打ちを続け「チームが勝つのが一番。一本一本積み重ねることが大事」と話す。

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2010年6月17日のニュース