「覚悟はできていた」岩村に戦力外通告…トレード先探しへ

[ 2010年6月17日 08:28 ]

1日のカブス戦でベンチに座るパイレーツの岩村。5月31日にレギュラー落ちを通告され、この試合出場しなかった

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 米大リーグ、パイレーツは16日、打撃不振でレギュラー落ちしていた岩村明憲内野手(31)に戦力外通告を行い、メジャー出場の前提となる40人の登録選手枠から外した。ハンティントン・ゼネラルマネジャー(GM)は「(規定の)今後10日間でトレード先を探す。成立しない場合、(傘下の)3Aでプレーしてもらう」と述べた。

 岩村への通告は、2008年のドラフト全体2位指名のペドロ・アルバレス内野手の昇格にともなう措置。岩村は「覚悟はできていた。(今後については)考える時間が必要」と話した。

 07年にレイズ(当時デビルレイズ)入りした岩村は、08年のワールドシリーズ進出に貢献。昨季は左ひざの負傷で出場が69試合にとどまった。トレードでパイレーツに移籍した今季は春先から打率が1割台の不振。5月31日にレギュラー落ちを通告された後は、代打での出場が多かった。今季成績は54試合に出場して打率1割8分2厘、2本塁打、9打点。

 今季は、同じく不振だった松井稼頭央内野手がアストロズを退団し、ロッキーズとマイナー契約してメジャー復帰を目指している。

 ▼岩村の話 覚悟はできていた。こういう結果を招いたのは自分の数字のせいでもある。仕方ない。弱いチームなので、過程よりも結果が必要だった。(今後については)初めてのことなので分からない。ちょっと考えたい。野球がしたいのはしたい。こういうことをプラスに変えていかないと。(共同)

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2010年6月17日のニュース