宮崎チーム参加理由に 野球大会の自粛を要請

[ 2010年6月17日 21:38 ]

 大分県豊後大野市の橋本祐輔市長は17日の記者会見で、口蹄疫が発生している宮崎県の野球チームなどが参加する野球大会の開催を自粛するよう関係者に求めていたことを明らかにした。

 市長によると、今月19、20の2日間の日程で、市内の野球場で野球大会を開きたいとの問い合わせが14日、市にあった。ところが、宮崎県内の口蹄疫が発生している地域の2チームが参加する予定になっていたため、市側は野球場が畜舎から約500メートルしか離れていないことを考慮し、17日午前に利用の自粛を求めたという。

 宮崎県と隣接する豊後大野市は、口蹄疫が発生している宮崎県の市町のスポーツ団体などを対象に、体育館などの公共施設の利用制限を決めていた。

 橋本市長は「消毒を徹底するだけでは不安な部分がある。現場にいる者として感染を防ぎたいという強い思いがある」と市の方針に理解を求めた。

 一方、東国原英夫宮崎県知事は17日、豊後大野市の対応について「徹底的な消毒をしていれば安心なので、過剰な反応は慎んでもらいたい」と批判した。

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2010年6月17日のニュース