松井秀 メジャー150号は10戦連続足踏み

[ 2010年6月17日 12:42 ]

ブルワーズ戦の9回、試合を見つめるエンゼルス・松井秀

 【エンゼルス5―1ブルワーズ】20連戦最後の3連戦で松井秀は内野安打1本しか打てなかった。この日は打球が上がらず、メジャー通算150本塁打まであと1本のまま10試合続けて足踏みとなった。

 ボテボテの内野ゴロを続けた後はボール球に手が出た三振。そして8回は、歴代最多596セーブの右腕ホフマンとの対戦だった。鋭い振りから投げられたチェンジアップに「やや泳がされたが、しっかり打てた」と言った勢いのある打球は一塁手に器用にさばかれた。

 月が替わり、不振のどん底からは抜けた。重要な鍵の一つという軸足に体重を乗せたとき「バランスがいい」と感じても「微妙なもの。そんなによくはない」とも言っていた。この3連戦は変化球に間合いが取れず、腰の据わった打撃は少なかった。

 この連戦を14勝6敗で乗り切ったが、けが人が続出した。次のカブスとの交流戦では2試合で左翼を守る予定。周囲が何よりも期待する打力を見せたい。(共同)

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2010年6月17日のニュース