西武 片岡“大台突破”へ2つの改良

[ 2010年2月3日 09:33 ]

 【西武担当・川島 毅洋】

 今季6年目を迎える西武・片岡易之内野手(26)が、今季の目標に掲げた打率3割クリアへ、打撃フォームに2つの改良を加えている。
 (1)構えをオープンスタンスに 昨年まではクローズ気味だったスタンスを、このキャンプでは開いて構える。「フォームが窮屈になってしまっていたので、この形の方がいいかなと思っています。どんどん打っていかないといけないですから」と、体に覚え込ませる作業を繰り返している。
 (2)右足軸回転から左足軸回転に 高校時代には左足を軸にしていたが、東京ガスに進んでからは右足を軸にしてきた。現在のプロ野球では、後ろ足を軸に回転するフォームが主流。その中で大きな変化を求めた。1月の自主トレでは「(左足軸回転は)高校の時以来ですけど、まだ3割を打ったことがないので、何かを変えないといけないと思って」と決断に踏み切った理由を語った。
 自己最高打率は入団2年目の06年にマークした・292。3年連続盗塁王を獲得する一方で、3割に届かない打率に納得できないまま5年間を過ごしてきた。
 キャンプ2日目は、アーリーワークから始まり、全体練習後にウエートルームにこもった。「いろいろ考えてやっていきます」と片岡。新打法習得へ、工夫を凝らした日々を送っている。

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2010年2月3日のニュース