赤星に代わる中堅候補マートン 55スイングで16発!

[ 2010年2月3日 18:34 ]

フリー打撃で鋭い打球を飛ばす阪神の新外国人マートン

 鋭い打球がフェンスを越えていく。阪神の新外国人マートンが昼食時間を使っての特打で55スイング中、16本の柵越え。赤毛の28歳は「ストライクゾーンをすべてカバーして振り抜いていきたい」と自信ありげに話した。

 右のアベレージ型という前評判だったが、迫力も十分だ。左翼方向への打撃が目立ったことには「引っ張ろうとしているのでなく、前でとらえる意識で打っていた」と説明した。
 真弓監督は「無理やり引っ張っている感じでもない。『自分のポイントで打つことだけを考えている』と言っていたから、いいんじゃないか」と言う。ただ、昨季のメンチが期待外れに終わっただけに「まだ試合で見てみないと分からない」と話すなど、評価は急いでいない。
 引退した赤星に代わる中堅手の候補だが、米大リーグで中堅を守ったのは1試合のみ。それでも本人は「チャレンジするのは楽しみ。よくなるようにやり続けるだけだよ」と前向きにとらえている。来日記者会見で日本語を披露するなど新天地になじもうとひたむきなマートン。期待は大。

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2010年2月3日のニュース