中日スコアラーも警戒 巨人新助っ人株急騰!

[ 2010年2月3日 08:14 ]

【巨人担当・阿部 令】

 巨人の新外国人、E・ゴンザレス内野手(31)が、宮崎でのキャンプ2日目にしてグングンと評価を上げている。打力、守備力はさることながら、何よりもその優等生ぶりに、ライバルチームのスコアラーも警戒を強めた。
 初の屋外練習となったこの日、フリー打撃でサンマリンスタジアムの外野スタンドに5発を叩き込んだ「エドガー」ことE・ゴンザレス。端正なマスクの新助っ人は、フリーを終えると篠塚打撃コーチの元に歩み寄って助言を求めた。その後はランニング中にラミレスの隣に陣取り打撃理論を吸収。「原監督にも“ラミレスにいろいろ教えてもらえばいい。彼は素晴らしい打者だから”と言われたんだ」。来日10年目を迎える最強助っ人に弟子入りし、いち早く「ベースボール」から「野球」に慣れようとしている。
 先月29日の来日会見では、カジュアルな服装で成田空港に現れながら「たくさん写真を撮られたから」と、都内の球団事務所に到着するまでにスーツに着替えて登場。メジャー時代に生やしていたヒゲもきれいサッパリそり落とし、清武球団代表からも「紳士球団と理解してくれてうれしい。V4の原動力になってほしい」と期待された。守備練習で二遊間を組んだ坂本からも「陽気な人ですよ」と評されるなど、同僚とのコミュニケーション作りにも積極的だ。
 そんな正二塁手候補に、キャンプ初日から視察に訪れている中日・筒井正也スコアラーも「まだ評価できないけど、フリーの後に篠塚さんの話をしっかり聞いていた。こういう素直な性格だと、伸びるからね」と評した。ガルベス、ミセリ…。数々の“問題児”を抱えていたのは過去のこと。巨人に現れた優等生助っ人に注目だ。

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2010年2月3日のニュース