小久保“松井風”打撃改造に手応え

[ 2010年2月3日 18:29 ]

 主将2年目のことしもチームを引っ張る覚悟だ。ソフトバンクの小久保は、3日も練習開始時のランニングで先頭に立って走った。ストッキングを川崎らと同じようにユニホームのひざ下まで見せる今季のスタイルも徐々になじんできた。

 今季もチーム最年長。「いつもと変わらない。そんなこと考えてもなかった」と話すが、守備練習では小久保の声がひときわ大きく響く。「若いやつにもっと声を出せって言うとって」。主将らしく、そう付け加えることも忘れなかった。
 昨年は全試合に出場しながら、18本塁打にとどまった。へその前でボールをとらえていた打撃フォームを「本塁打(の数)を伸ばすには、そのポイントじゃ難しい。左手が伸びたところにしよう」と、テレビで見た松井秀喜(エンゼルス)の姿を参考に改造中だ。
 この日のフリー打撃は55スイング中8本が柵越えした。当たり損ねるたびに「あちゃー」と叫んで悔しがる38歳は変化を恐れない。「変な違和感が少しずつ取れてきた」。早くも手応えをつかみつつある。

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2010年2月3日のニュース