西武“二枚看板”涌井&岸が初ブルペン

[ 2010年2月3日 18:35 ]

ブルペン入りし、投球練習する西武・涌井

 西武の涌井と岸が、3日目で初めてブルペンに入った。涌井は捕手を立たせたままで44球。岸は途中から座らせて17球を投じた。右の二枚看板が投球練習を始め、これで大ベテランの工藤をのぞいた全投手がブルペン入りしたことに。

 何本もダッシュをこなし、疲れた状態でマウンドに向かった涌井。「傾斜で投げるのは初めてなので、まだまだ」と言いながらも、力強い直球が次々とミットに吸い込まれた。
 昨季は16勝で2年ぶりの最多勝を獲得し、沢村賞に輝いた。「ことしはチームとしていい年にして、自分の成績もついてくればいい。15勝はしたい」と目標を掲げ、注目の雄星(岩手・花巻東高)についても「普通に会話しているが、早口なのでうまく聞き取れない。もっとゆっくり話して」と笑いを誘い、兄貴分としての顔ものぞかせた。
 3年連続で2けた勝利をマークしている岸は「座らせるつもりはなかったが、気分で座らせた」。1月に結婚し、充実した状態でキャンプイン。投球フォームのバランスに重点を置きながら、下地を固めている。

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2010年2月3日のニュース