“崖っ縁コンビ”金村暁&福原が猛烈アピール

[ 2009年3月2日 22:05 ]

 実績は十分だが、今季の先発入りはまったく白紙の状態だ。阪神の金村暁と福原が紅白戦に登板してともに好投。ローテーション入りを目指した果敢なアピールが始まった。

 2人ともここ2年は不振続きだ。昨季の金村暁は1勝も挙げられずに0勝5敗。福原も3勝2敗と不本意な成績に終わった。先発枠を懸けて今季は若手と争う立場。石川ら若手がオープン戦では好結果を残した。金村暁は「自分のペースでやりたいけど(周囲を)どうしても意識してしまう」と焦りを感じているようだ。
 2日は金村暁が2回を完ぺきに抑えた。多彩な変化球が制球よく決まり、内野ゴロの山を築いた。「ストライクをどんどん取ろうと思っていた。その通りの投球ができた」
 福原は2回を1安打無失点。前回の紅白戦では3回4失点と打ち込まれたが、左肩の開きを抑えるようにフォームを修正した。「やってきたことが試合で出ている」と成果を口にした。
 先発の残り3枠をめぐる争いはオープン戦で本格化する。真弓監督は「ベテランもいい投球をすると競争が面白いね」と言葉が弾んだ。

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2009年3月2日のニュース