田沢2回4K圧巻投球!次はメジャー斬りだ

[ 2009年3月2日 06:00 ]

2回を無安打無失点、4奪三振と圧巻の投球をみせた田沢

 【レッドソックス14-0ノースイースタン大学】レッドソックスの田沢純一投手(22)が2月28日(日本時間3月1日)、ノースイースタン大戦でオープン戦2度目の登板に臨み、2回を無安打無失点、4奪三振と圧巻の投球をみせた。2試合連続で学生相手に好投した新人は“アマチュア卒業”を宣言。次戦は中2日で3日のレッズ戦登板が決まり、初めてメジャー相手の腕試しに挑む。

【結果
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 マウンドから完全に見下ろしていた。田沢が学生相手にまたも好投。4回から登板して3者凡退、5回は四球で先頭打者を歩かせたが、無安打無失点。わずか4球で3者凡退に仕留めた25日のボストンカレッジ戦に続き、格の違いを見せつけた。

 「メジャーの打者に投げていないので、挑戦してみたい。まだ打たれてないので、どういう球が打たれるのかも分からない。逆に不安なことがいっぱいです」。これでオープン戦2試合計3イニングで被安打ゼロ。直球は再び最速150キロを計時。前回投げなかった変化球もカーブ、スライダー、フォークと全球種試した。学生相手ではもう収穫はないとばかりに“卒業”を宣言した。

 スタンドでは米国人ファンから「タザワー!!」の声援も飛んだ。試合後はキャンプインから初めて11人もの米国人記者相手に会見を開くなど注目度も変わってきた。フランコナ監督は「この時期にこんなに輝くとは思わなかった。短期間で成長しているし、それを見るのが楽しい」と想定外の成長にニンマリ。「これからプロ相手に投げる。打たれてどういう反応をするかが楽しみだ」と“卒業”を認めると、卒業証書代わりに3日のレッズ戦登板を言い渡した。

 「打たれて分かることもあると思う。レベルの高い選手は甘いところは打ってくるので」の言葉に自信がみなぎる。開幕2Aスタートの球団方針に変わりはないが、田沢の快進撃は勢いを増すばかり。実力でつかんだメジャー打者への挑戦権、全力でぶつかる覚悟だ。

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2009年3月2日のニュース