2試合連弾に2盗塁 もう「2月の男」とは言わせない

[ 2009年3月2日 08:06 ]

 【ソフトバンク7-2広島】ソフトバンク・森脇ヘッド兼内野守備走塁コーチから「キャンプの城所」と評された6年目の外野手が好スタートを切った。ソフトバンクの城所が2試合連続本塁打を含む3安打を放ち、オープン戦2試合で7打席連続出塁して8打数5安打3打点とアピールした。

 キャンプ中の評判は毎年高いが、尻すぼみが続く。昨年は出場49試合で打率8分9厘に終わり「打撃をしたくないくらい嫌だった時もある」という。今キャンプでは立花打撃コーチと一緒に、体の開きなどに注意を払いながら練習を重ねた。
 打撃だけではない。西武の片岡を見て、盗塁に対する意識も変えた。「どんな感じで出ても、無死二塁にできるのは強い」。この日は自慢の俊足を生かして2盗塁。3回は初球で、先頭打者で出塁した6回は2球目で、すかさず二塁を陥れた。
 城所は「本塁打はたまたま出たが、なかなか打てない。レギュラーの人に勝つためには、その人たちと違う形で勝負しないと」と自覚十分に話す。帰り支度をしている時に同僚から「2月の男」とちゃかされた23歳は、ことしこそ汚名を返上できるか。

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2009年3月2日のニュース