売り出し中！西武の１番・大崎が４安打２打点

＜韓国代表・西武＞この日４安打と爆発した大崎

　ＷＢＣ連覇に挑む日本のライバル・韓国が２日、東京ドームで西武と強化試合を行った。韓国は１メートル９１の大型左腕ポン・チュングン、西武は３年目の木村文和が先発し、正午すぎにプレーボール。ネット裏からは原監督ら侍ジャパンの首脳陣が視察した。

　西武は１回、２番・栗山が左前打で出塁もけん制死、先制の好機を逃した。逆に韓国はその裏、１死二塁から３番のキム・ヒョンスが中前適時打を放って１点を先制。
　西武は３回、先頭の８番・銀仁朗が右越え二塁打。犠打で送った１死三塁で、前日の中国戦でも３安打２打点と活躍した１番・大崎が右中間へ適時二塁打。１－１の同点に追いついた。
　韓国はその裏、２死一塁の場面で４番のキム・デギュンが右中間席へ勝ち越しの２ラン。木村の決め球、外角スライダーを完ぺきにとらえ、ライナーで外野フェンス最深部へと運んだ。昨季の韓国プロ野球本塁打王のパワーは要注意だ。
　２点を追う西武は５回、ＷＢＣの日本戦でも登板がありそうな好投手の左腕キム・グァンヒョンと対した。２死から９番・水田、１番・大崎が連続二塁打、１点を返し２－３と迫った。今季売り出し中の大崎は２打席連続の適時打を放つ大活躍。７回にもキム・グァンヒョンから右前打、９回には中前打を放って４打数４安打２打点の大暴れだ。
　試合は６回にも１点を加えた韓国が４－２で勝ったが、西武にも収穫のある試合となった。