巨人辛勝…手強い台湾!侍ジャパン油断禁物

[ 2009年3月2日 20:07 ]

2回、巨人無死一、二塁、田中が右越えに適時二塁打放つ

 【WBC強化試合・台湾6―7巨人】2日のWBC強化試合「台湾―巨人」戦が午後7時から東京ドームで始まった。元西武の郭泰源氏が投手コーチを務める台湾の先発投手はリー・チェン・チャン 、巨人はグライシンガー。1回はともに無失点の立ち上がりだったが、巨人が2回、田中の二塁打などで2点を先制した。

 グライシンガーは3インニングを無難に抑え、4回から育成投手のロメロにバトンタッチ。そのロメロが連続2塁打を浴び1点を奪われた。その後も制球の定まらないロメロはタイムリーを許し、巨人は同点に追いつかれた。
 しかしその裏、巨人はすかさず工藤がヒットで出塁。盗塁で塁を進め、ラミレスのタイムリーで生還。1点をリードした。
 しかし6回、ロメロがピリッとせず、台湾の3番、林益全(リン・イーチャアン)に同点弾を食らう。リリーフした久保も走者をためられた後のタイムリーと犠飛で2点を失い、巨人は台湾に逆転を許した。
 7回、巨人は2人の走者をためた2死から李スンヨプの2点打、代打・小田嶋の勝ち越しタイムリーで6―5と逆転した。
 巨人は8回に内野ゴロの間に1点を追加。その裏のマウンドにはクルーンを送り、球場を沸かせた。
 9回にオビスポが林益全のタイムリーで1点差まで迫られたが、なんとかしのぎ切り、巨人の辛勝に終わったが、勢いに乗れば怖い台湾打線に、侍ジャパンは油断できないようだ。

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2009年3月2日のニュース