松井秀15戦連続安打 ヤンキース逆転負け

[ 2008年5月7日 11:35 ]

インディアンス戦の1回、中前打を放つヤンキース・松井秀。15試合連続安打

 米大リーグ、ヤンキースの松井秀喜外野手は6日、ニューヨークでのインディアンス戦に「4番・指名打者」で出場、3打数3安打1四球、全打席で出塁したが、チームは3―5で逆転負けした。1回の第1打席で中前打を放ち、同一シーズンでは“自己新記録”の15試合連続安打をマーク。第2打席は四球、第3打席では右前打、第4打席では左前打を放った。

 ≪3安打で打率3割4分2厘≫ちょうど1カ月ぶりとなる今季2度目の1試合3安打は、三方向に打ち分けた。打率を3割4分2厘に上げた松井秀は「3本ともしっかり振れていたし、しんでとらえられた。いいバッティングだった」。素直に打撃の充実ぶりを口にできるほど、いい状態を保っている。
 継続中の連続試合安打は、1打席目の中前打であっさりクリアした。低めのチェンジアップを「泳がされずについていけた」と体勢を崩さずに振り切り、記録を「15」に伸ばした。五回には内寄りの直球を右前打、七回は甘めに入った直球を左前に運んだ。
 よかったのは安打だけではない。2打席目に選んだ四球は、3球目で追い込まれたが、ここからボール球を見極めながらファウルで粘り、9球目に選んだもの。「ボール自体も見えている」と自信たっぷりに振り返った。
 ただ、松井秀は「ちょっとしたことで、いい結果が凡打になる」と自らに言い聞かせており、決して一時の好調に浮かれてはいない。チームも終盤に逆転を許して敗戦。「自分が活躍しようがしまいが、負けたらやっぱりね」。この日は心底喜べない固め打ちとなった。(共同)

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2008年5月7日のニュース