ダルビッシュ、新井らに月間MVP

[ 2008年5月7日 14:50 ]

 セ、パ両リーグは7日、3・4月の月間最優秀選手(月間MVP)賞を発表し、セは石川雅規投手(ヤクルト)と新井貴浩内野手(阪神)、パはダルビッシュ有投手(日本ハム)と山崎武司内野手(楽天)が選ばれた。

 初受賞の石川はリーグトップの5勝を挙げた。広島時代の2005年以来で2度目の新井は打率3割2分、18打点でサヨナラ本塁打を放つなど勝負強さが評価された。
 昨年8月以来、2度目のダルビッシュは2完封を含むリーグ最多の5勝(無敗)、54奪三振だった。山崎武はリーグ1位の打率3割7分4厘をマークし、両リーグ通算3度目の栄誉を手にした。

 ≪ダル、年間制覇に意欲≫日本ハムのダルビッシュは7試合に登板し、2完封を含むリーグトップの5勝。投球回、奪三振も単独トップの成績で昨年8月以来の受賞となった。「チームに貢献できてうれしい」と喜んだ。開幕から調子が上がらない中での活躍には「今年は去年より冷静。コントロールが良くなった」と振り返った。リーグ3連覇に挑むチームを支える大黒柱は「(月間MVPを)すべて取れればいい」と意欲を見せた。

 ≪22年目で最高のスタート≫山崎武は打率3割7分4厘に加え、長打率6割6分7厘、出塁率4割8分8厘もリーグトップ。「22年目で一番いいスタートが切れた。苦手部門の打率をトップで乗り切れた」と、充実した序盤戦を振り返った。同僚のフェルナンデスも、3・4月でリーグトップの36打点と好調。チームも勝率5割前後と、まずまずの位置につけている。今月6日のソフトバンク戦から4番に座る山崎武は「2人で引っ張っていければ」と上位進出へ意気込んでいた。

 ≪「びっくり」と新井≫新井は広島時代の2005年6月以来、2度目の受賞。4月30日のヤクルト戦(甲子園)でサヨナラ本塁打を放つなど勝負強い打撃が評価され「聞いた時はびっくりした。選んでもらってうれしい」と喜んだ。広島からフリーエージェント(FA)で阪神に移籍し、開幕から不動の3番打者として活躍。「まだ始まったばかり。折れない強い気持ちを持って、一戦一戦やっていきたい」と気を引き締めた。

 ≪「先発の柱に」と石川≫7年目で初受賞のヤクルト・石川は「一度取ってみたい賞だったが、まさか自分が取れるとは」と驚いた様子。昨季は不振続きで4勝止まりだったが、今季は既に5勝をマーク。石井一、グライシンガー、藤井が他球団に移ったことも奮起の材料になった。「これで終わりたくないという気持ちがいい結果につながった。先発の柱として頑張ろうという気持ちが強い」と好調を分析した。

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2008年5月7日のニュース