42歳の山本昌が6回無失点!1年ぶり勝利

[ 2008年5月7日 21:43 ]

3回の守備を終え、好返球を見せた和田(右)を迎える中日先発の山本昌

 【中10―3広】中日は3回に和田、中村紀の連続適時打で3点を先取。6回に森野の適時二塁打で2点、8回に4長短打などで5点を加えた。42歳の山本昌は内外角の揺さぶりがさえ、6回2安打無失点で約1年ぶりの勝利。広島の大竹は制球難で4敗目。

 ≪通算194勝目≫1年ぶりの勝利に、42歳に安堵感がにじんだ。「本当にほっとしている」。中日の山本昌が6回を2安打無失点で、今季初白星、通算194勝目をマークした。
 約1カ月ぶりの先発マウンド。「いけるところまでいこう」。立ち上がりからとばした。先頭の赤松を内角への138キロの直球で見逃し三振に。続く東出、天谷は空振り三振に切った。
 5回まで1安打と快調な投球。6回、四球と安打で1死一、三塁とされた。オープン戦からセットポジションでの投球が課題だったが、内外角を慎重に突き、最後は得意のスクリューボールで2者を飛球に仕留めた。
 「200勝は意識してないようでしていた」という昨季。5月13日に2勝目を挙げてから勝てなくなった。今春のキャンプはベテランの特別待遇ははく奪され、2軍宿舎で若手と相部屋で過ごし、ともに走った。復活をかけて臨んだ4月2日の今季初登板で、背中を痛めて2回途中で降板。2軍で調整を重ね、ようやく巡ってきたチャンスで結果を出した。
 大記録まであと6勝。「1年間いろいろあったが、チームに帰ってきたという感じ」。200勝へのカウントダウンが再び始まった。

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2008年5月7日のニュース