【全国高校柔道選手権】女子無差別級は林桃が死闘を制して初優勝 52キロ級は白金里桜が家族へ恩返しV

[ 2026年3月28日 07:58 ]

女子無差別級決勝、7分超の死闘の末に勝又美涼(右)を破って優勝した林桃(撮影・前川 晋作)
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 全国高校柔道選手権大会が27日、東京・日本武道館で開幕し、大会第1日は男女各5階級の個人戦が行われた。

 女子52キロ級は、世界カデ選手権優勝の実績を持つ白金里桜(岡山・創志学園2年)が決勝で朝田杏(山梨・富士学苑1年)を下した。互いに技によるポイントがないまま試合時間の3分が経過し、ゴールデンスコア方式の延長戦に突入。試合開始から計7分45秒、最後は白金が大内刈りからの袖釣り込み腰で回して技ありで優勢勝ちを決めた。「決めたい一心で押し込んで勝ちました。私には一本を取りに行く技術がないので粘り強く行くしかなかった。私の柔道は家族一丸で積み上げてきたもの」。男子60キロ級で昨年グランドスラム(GS)ウランバートル大会優勝の兄・宏都(筑波大4年)、女子57キロ級で2月のGSタシケント大会2位の姉・未桜(筑波大2年)から技術や精神面でもアドバイスを受けており、会場で見守る家族の前で恩返しの優勝を果たした。

 白金は1年時に全国高校総体3位に入るも、昨年は当大会と高校総体どちらも入賞を逃していた。「去年負け続けて悔しくて、柔道が嫌いになった。辞めようとも思ったけど、続けてこられてよかった。家族の支えがあって苦しいことを乗り越えられた。うれしいしかない」。不振を乗り越え、歓喜の涙があふれた。

 女子無差別級は、ともに78キロ級を主戦場とする昨年準優勝の勝又美涼(山梨・富士学苑2年)と同3位の林桃(滋賀・比叡山2年)が決勝で対戦。両者ともに指導を2つもらった状態で延長戦に入り、積極的に前に出る勝又に対して林がなんとかこらえる展開が続いた。林は倒れ込むとなかなか起き上がれず「体力的にキツくて立つのも限界だった」というほどの極限状態に。最後は勝又が大内刈りから内股を仕掛けに来たところを、林が大内返しで有効を奪って計7分26秒の死闘に決着をつけた。「絶対に勝たないといけないという強い思いがあった。勝又選手には(2023年の)全中(70キロ級)の決勝で負けていて、悔しさを思い出してここでリベンジしたいと思った」。執念で雪辱を果たし、感慨を込めた。

 ▽各階級優勝者
・48キロ級 富田伊央莉(広島皆実2年)
・52キロ級 白金里桜(岡山・創志学園2年)
・57キロ級 北島侑紗(神奈川・桐蔭学園2年)
・63キロ級 小松愛南(東京・修徳2年)
・無差別級 林桃(滋賀・比叡山高2年)

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