【ジャンプスーパー団体解説】船木和喜氏 試合の流れ、自然との戦い…改めて“怖さ”を実感

[ 2026年2月17日 16:05 ]

まさかの競技打ち切りとなり、ぼう然とした表情の二階堂蓮(AP)
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 2人一組で競う新種目のスーパー団体が16日(日本時間17日)に行われ、小林陵侑(29=チームROY)、二階堂蓮(24=日本ビール)が組んだ日本は、メダルを逃した。大雪の影響で3回目が中止となり、2回目の順位でメダルが決定。日本は2回目を終えて6位だった。スポニチ本紙評論家の船木和喜氏(50)が2人の戦いを振り返った。

 一言で言えば、試合の流れをつかめなかった、ということになるだろう。1本目の二階堂は、直前のジャンパーの状況を見て「これなら自分はもっといける」という自信があり、その感覚が力みにつながったのではないか。続く小林陵は、厳しい条件にやや対応できていなかった。そして1本目の少しの出遅れが、力みの連鎖につながってしまった印象だ。3本目のビッグジャンプ後、喜びより安堵(あんど)だった二階堂の表情が、その証拠だったように思う。

 もう少し天候の回復を待てば3本目は完了できたと思うし、日本がメダル圏内に浮上した可能性は高いだろう。ただ、自然とも戦うのがジャンプ。打ち切りの可能性は常時はらんでいる。改めて試合の怖さを感じた。

 それでも今大会の日本ジャンプ陣は高く評価されていい。ほんの少しの技術や身体の変化で、浮き沈みの激しい競技にあって、14年ソチから4大会連続で誰かが表彰台に立ってきた。これは世界で戦うバトンをつなげている証明だと思う。今大会獲得できなかった金メダルへ、次の4年間もみんなで切磋琢磨(せっさたくま)していけばいい。(98年長野五輪スキージャンプ2冠)

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