【スケルトン】41歳の高橋弘篤 晴れやかな表情で現役に幕「まさかこんなに長くやるとは」

[ 2026年2月14日 08:40 ]

ミラノ・コルティナ冬季五輪第8日 スケルトン ( 2026年2月13日    コルティナ・スライディングセンター )

レースに出場した高橋弘篤(AP)
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 男子の3、4回戦が行われ、今大会限りでの引退を表明している高橋弘篤(41=エフアシスト)は、合計3分51秒63の23位でラストレースを終えた。うつぶせの姿勢で氷上コースを滑走し、2日間合計4回のタイムで競った。

 ラストレースを終えた高橋に、涙はなかった。「相当、すがすがしく終わらせていただきました」。今大会日本選手団の男子最年長の41歳。スケルトン選手としての戦いに幕を閉じた。

 うつぶせで頭を前にし、肩や膝でそりをコントロールするスケルトンという競技に仙台大時代で出会って22年が経った。「まさかこんなに長くやるとは」と笑う。これまで野球などチームスポーツをやってきた中、自分一人でコースを滑り降りる「自分と向き合う」魅力に取りつかれた。

 14年ソチ大会は12位、18年平昌大会では22位。そして8年ぶりの祭典を、集大成の舞台とした。所属先がない時期など、数々の困難を乗り越えてきた。「なかなか国内で認知されるまではいっていないけれど、こういう素晴らしいスポーツもあるんだということを、五輪という機会に知ってもらえたら」と願う。

 この日は家族が日本から見守ってくれた。12歳と9歳の2人の息子が応援メッセージを書いたテープをシューズカバーに張って、背中を押してもらったという。「家族、特に妻には感謝したい。息子2人には、おやじがこんなことをやってると分かってもらえたかな」と語った。

 今後は、指導者の道を歩む意向。「また違う楽しさが生まれるのかな。僕がつないでもらったバトンを、若い選手たちにつないでいきたい」。41歳は晴れやかな表情で、そりに別れを告げた。

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