【スノボ】山田琉聖の独創的ルーティン完成を“リモート授業”で下支え JWSC滝沢光氏「意思を感じた」

[ 2026年2月15日 02:30 ]

ミラノ・コルティナ冬季五輪第8日   スノーボード男子ハーフパイプ決勝 ( 2026年2月13日    リビーニョ・スノーパーク )

表彰式で笑顔の戸塚優斗(左)と山田琉聖(撮影・小海途 良幹)
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 札幌出身の山田琉聖が在学するのが、新潟県妙高市にある国際スノーボード&スケートボード専門学校(JWSC)。22年北京五輪で銅メダルを獲得した冨田せなの母校でもあり、山田は出身男子選手として初のメダリストとなった。

 代表チームとしての活動が多い山田を支えるのが、同校のスノーボード学科ディレクターでプロライダーの滝沢光氏(36)。入学当初に面談した時、一本通った筋のようなものを感じたという。「今は習いごとのような感じでプロになる選手が多いが、山田は昔ながらのプロライダーと同じ嗅覚で、自分が思う格好良さを作りたい、そのためにスキルアップしたい、そういう意思を感じました」

 同じ北海道出身で五輪に出場した中井孝治、村上大輔(現日本代表コーチ)、国母和宏ら共通する“におい”を感じた滝沢氏。専門学校ではあるものの、「文化継承ではないが、機械化されないように」指導していくことを心がけたという。

 独創的なルーティンを極めようとする山田は、事あるごとに滝沢氏に相談を持ちかけるという。技術的、感覚的な指導は現場の代表コーチに任せ、同氏は「人間はこう動けば、こう力が働いて、こうなるよ、とか。力学を混ぜたような話しをしている」という。煮詰まった山田から動画が送られてくることもあり、骨や関節の動き、出力の出し方などをアドバイス。“リモート授業”は独創的なルーティンの完成につながり、一時は金メダルに肉薄する銅メダル獲得へとつながった。
 同校に学費全額免除の特待生として迎えられている山田。「(特待生として)認めてもらえる言葉、立ち振る舞い、態度ができないといけない」と人間性の成長も見守る滝沢氏だが、昨夏には「人間性も成長した」と感じる場面があったという。「なかなか会えないが、次に会う時は違う次元に行っていると思う」と、五輪メダリストとなった教え子との再会を心待ちにしている。

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