【カーリング】日本代表フォルティウス開幕2連敗 1次L突破暗雲 小野寺「私たちはここから強い」

[ 2026年2月14日 02:00 ]

ミラノ・コルティナ五輪

<日本・デンマーク>スキップの吉村(AP)
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 女子1次リーグが12日に開幕し、日本のフォルティウスはデンマークに7―10で敗れた。午前に行われたスウェーデン戦に続く開幕2連敗。スキップの吉村紗也香(34)を中心に第10エンドで7―7に追い付いたが、延長の第11エンドに3点を奪われた。1次リーグは10チームの総当たりで、4位までが準決勝に進出。1日の休養を挟み、14日に世界ランキング1位のスイス、同10位の米国と対戦する。

 コルティナ・カーリング五輪競技場に、デンマークファンの歓声が響いた。延長にもつれ込んだ末の手痛い敗戦。早くも2つ目の黒星を喫し、吉村は口を真一文字に結んだ。「私のところで良いフィニッシュができなかった」。世界ランク5位の日本に対し、同8位のデンマーク。白星を確保しておきたい相手に屈し、厳しい船出を強いられた。

 勝敗の分岐点は、有利な後攻で迎えた第10エンドだった。1点を追う展開で複数得点を狙ったものの、吉村の第1投がガードストーンに当たる痛恨のミス。これが響き、1点を取らされる形となった。不利な先攻で延長第11エンドに突入。吉村が最終投でNo・1を確保する粘りを見せたものの、相手にはじき出され、3点を奪われ力尽きた。

 現チーム名になって初めて臨む夢の舞台。大会直前はスイスで合宿を張ったため、開会式には出席しなかった。メンバー全員で日本代表ウエアを着て、テレビ越しに“オンライン参加”。これも全ては結果を残すためだった。しかし、刻々と変化する会場のアイスへの適応に苦戦。デンマーク戦は石をはじく「テイクアウト」で吉村が66%、M・デュポンが77%とスキップ対決で劣勢だった。吉村は「まずは滑りや曲がりの共有をしたい」と冷静に語った。

 それでも、チームに悲愴(ひそう)感はない。昨年9月の日本代表決定戦では、1次リーグで開幕2連敗を喫して負けたら終わりの崖っ縁から、代表権を勝ち取った。サードの小野寺は「私たちはここから強いと思っている」と前を向く。逆境は想定内。優勝候補のスイスとの次戦こそ、真価を示す一戦となる。 

 《吉村相手ストーンをあわやショット》吉村が第1エンドの1投目を前に、デンマークが使用する赤のストーンを手にする場面があった。「準備された石を普通に掃除して、私も気づいたタイミングで来てくれたので」。投げる前に吉村、チームメートが気づき、本来、日本が投げるべき黄色のストーンに交換した。同日午前のスウェーデン戦では赤のストーンを使用していた。吉村は「緊張ではないです」と説明。このエンドは不利な先攻ながら、スチールに成功して1点を先制した。

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