【カーリング“斬る”阿部晋也】明暗分けた対応力と修正力の差

[ 2026年2月13日 01:30 ]

ミラノ・コルティナ冬季五輪第7日 カーリング 女子1次リーグ ( 2026年2月12日    コルティナ・カーリング五輪競技場 )

初戦のスウェーデン戦に臨む小谷(中央)ら日本代表フォルティウス(AP)
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 五輪の初戦という特別な緊張感があったのかもしれない。相手を追い詰めるシーンが少なかったし、第4エンドで3点取られてから流れを取り戻すことができなかった。特に3点差をつけられた直後の第5エンドでブランクエンドを狙ったショットを失敗し、1点スチールされたのが大きなダメージになった。

 4人とも体はよく動いていたし、コンディションは悪くないように見えたが、アイスの状態を読み切れず、ストーン(石)の個性をつかめていない状態だったと思う。

 チーム全体としてドローウエート(ハウス内に石を止めるショットの速度)をつかむのに時間がかかり、置きたい場所にうまく石を置けなかった。スウェーデンも序盤ミスが多かったが、適応して徐々にショットの精度が高くなった。そうした対応力、修正力の差が勝敗を分けた。

 ただ敗戦の中にも収穫はある。第6エンドで吉村がドローショットを決めて2点を取った場面はチームとして大きな手応えになる。またセカンドの小谷は好調で今後に向けて頼れる存在になりそう。

 参加10チームの中ではスイスとカナダが頭一つ抜けている。スウェーデン、韓国がその後を追うが、日本を含めてトップクラスの実力に大きな差はない。この試合で得た情報を今後の試合に生かして戦えば十分に巻き返せる。(06、10年五輪カーリング女子日本代表監督)

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