【柔道】角田夏実がテレビ出演を続ける理由「子供たちの笑顔を見た時…」柔道を通して伝えたい思いとは

[ 2026年1月31日 09:43 ]

<柔道・角田夏実会見>会見に臨んだ角田(撮影・郡司 修)
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 柔道女子48キロ級パリ五輪金メダルの角田夏実(33=SBC湘南美容クリニック)が30日、千葉県浦安市内で「これまでの私、これからの私」と題した会見を開き、第一線を退く意向を表明した。

 今後は、子供向けの柔道教室を全国各地で開くなど普及に尽力していくという。既に全国各地で継続的に何度も柔道教室を行っており、会見2日前も九州で中高生を指導していたと明かした。「ここまで遅咲きの人はいないと言われている。アスリートのエリートコースではなくても夢をかなえられると、子供たちに伝えられることがある。自分が経験したことをできるだけ次の世代に伝えていきたい」。パリ五輪で日本柔道史上最年長の31歳11カ月で金メダルを獲得した“遅咲きのヒロイン”ならではの、子供たちに伝えたい思いがあった。

 「指導者」という枠組みの中でも、過去の五輪メダリストたちは日本代表コーチなどトップレベルの強化・育成に携わるケースが多い。しかし角田は「強化のための指導というよりは、裾野を広げていく活動がメインかな」と子供たちへの指導に力を入れる。「みんなが子供のうちに1回は柔道を経験してほしい。まずは裾野を広げたい。私が柔道を始めたきっかけは、気持ちが弱かったから心を鍛える、体を鍛えるということだった。子供たちの体を動かす機会が減っている中で、柔道を通して丈夫な体を作ってほしい」と説明した。

 パリ五輪後はテレビなどのメディア出演が急増。「柔道を広げていくために発信していかないといけないと思っているので」と、多忙の中でも積極的に活動してきた。その結果、一躍国民的な人気者となった。「柔道教室に行くと、子供たちに“あの番組出てたね!”と言ってもらえるのが凄くうれしい。親近感沸いて話すきっかけになる」。特に子供たちから人気なのは「モニタリング(TBS系列)」だという。「子供たちの笑顔を見た時に、今自分がやっていることは間違いではないなと思える。できる限りそういう活動はやっていきたいと思っています」。第一線を退いた柔道を愛する33歳は、いろいろな活動で普及に努めて柔道界に恩返ししていくつもりだ。

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