元照ノ富士の断髪式に各界著名人ら多数出席 整髪後は全弟子とともに「相撲界に恩返しを」決意表明

[ 2026年1月31日 20:14 ]

断髪式後にあいさつする元横綱照ノ富士の伊勢ケ浜親方(撮影・西川祐介)
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 昨年1月の大相撲初場所限りで引退した元横綱・照ノ富士の伊勢ケ浜親方(34、本名杉野森正山、モンゴル出身、伊勢ケ浜部屋)の引退相撲が31日、東京・両国国技館で開かれた。断髪式では同じモンゴル出身の先輩横綱、白鵬翔さん、柔道の阿部一二三、詩きょうだい、ボクシングの中谷潤人ら約330人がはさみを入れた。

 入門から恵まれた体型で番付を駆け上がり23歳で平成生まれ最初の新大関に昇進した。しかし、両膝のけがや糖尿病など内臓疾患序二段まで転落。相撲どころか生きることすら危ぶまれる状態にもなったという。しかし、師匠(元横綱・旭富士)らに支えられ引退を踏み止まると平成最後の場所となった19年春場所、西序二段48枚目で復帰。そこから不屈の闘志でV字回復を見せ、大関復帰、最高位に上り詰める奇跡のカムバックを果たした。

 最後は入門時の師匠、宮城野親方(元横綱・旭富士)に大銀杏を切り落とされ、力士の象徴に別れを告げた。整髪の際には「軽くなった」と印象を述べ、タキシードに着替えて土俵に戻ると館内は割れんばかりの拍手。土俵下に関取衆ら部屋の全力士が整列する前で、支えてくれた家族、部屋の仲間らに感謝を述べ「今後は年寄伊勢ケ浜として次の世代を育て相撲界に恩返しできるように一層精進いたします」とあいさつした。

 伊勢ケ浜親方は昨年6月に伊勢ケ浜部屋を継承し、現在は角界最多の力士31人、関取6人を抱える大所帯を率いる。春場所では寿之富士が新十両に昇進。最強の新弟子と言われる旭富士ら有望な若手も多い。「自分に負けないような、精神力の強い看板力士を育てたい。稽古(あるのみ)ですね」と語った。

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