熱海富士 3敗死守でトップ並んだ!静岡県勢初の賜杯へ地元・熱海市も期待高まる

[ 2026年1月25日 05:15 ]

大相撲初場所14日目 ( 2026年1月24日    東京・両国国技館 )

浴びせ倒しで霧島(右)を破る熱海富士(撮影・沢田 明徳)
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 注目の3敗対決は、平幕・熱海富士が関脇・霧島を浴びせ倒しで破った。5連敗中だった難敵を見事に撃破。千秋楽で欧勝海に勝利し、3敗で並ぶ新大関・安青錦が大関・琴桜に敗れれば、静岡県勢初優勝が決まる。1差で追うのは、大の里、霧島、阿炎、欧勝海の4人。千秋楽で3敗の2人がともに敗れて大の里が勝った場合、96年以来2度目の史上最多5人による決定戦となる可能性も浮上した。

 熱海富士が優勝争いの大詰めで最高の相撲を取った。5連敗中だった難敵の霧島に頭で当たり、もろ差しを許したが、左上手を引いて迷わず前進。粘って左へ回り込もうとする元大関を根こそぎ運び、体を預けて浴びせ倒した。これで11勝目。敗れた安青錦と首位に並び、静岡県勢では戦後初となる新三役昇進にも前進し「千秋楽に話します」と話して国技館を後にした。

 187センチ、195キロの体格を生かした攻めは迫力満点。場所前は同部屋のモンゴル出身で“史上最強の新弟子”こと旭富士らを力強く押し出すなど、刺激を受けながら、精力的に稽古を重ねてきた。八角理事長(元横綱・北勝海)は「どんどん出ていく。小錦を思い出した」と表現。ハワイ出身で200キロを軽く超える巨体を生かし、一世を風靡(ふうび)した人気大関を引き合いに出して称賛した。

 地元の熱海市も沸いている。熱海富士後援会の事務局長を務める二見一輝瑠さんが「熱海の皆さんも応援している。非常に関心は高くて、開口一番、熱海富士関の話題になる」と話すほど。来月3日の節分には地元に凱旋し、豆まきを行う予定という。

 3年前の秋場所は優勝決定戦で敗れ、翌九州場所も千秋楽まで賜杯争いを経験。その後は伸び悩んだが、好調の今場所は3日目から怒濤(どとう)の9連勝だ。元関脇の天竜や現役の翠富士らも成し遂げていない静岡県勢初の賜杯、史上初となる連敗発進からの優勝へ、23歳の大器は最後の一日に全てを懸ける。

 ▽優勝の行方 優勝の可能性を残すのは、3敗2人と4敗4人の計6人。3敗で首位の安青錦は6敗の琴桜戦、熱海富士は1差で追う4敗の欧勝海戦がそれぞれ組まれた。どちらかが勝てば勝った方の優勝で、ともに勝てば2人による決定戦となる。ともに敗れた場合は、4人または5人の優勝決定戦にもつれ込む。4敗勢4人のうち霧島と阿炎は直接対決が組まれており、大の里は5敗の豊昇龍と対戦。3敗2人がともに敗れて大の里が勝った場合、武蔵丸が優勝した96年九州場所以来2度目の史上最多5人による決定戦となる。

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