【フィギュア】千葉百音 SP4位発進で五輪前進「フリー7本のジャンプを決めたい」

[ 2025年12月20日 05:00 ]

フィギュアスケート全日本選手権第1日 ( 2025年12月19日    東京・国立代々木競技場 )

<フィギュア全日本選手権第1日>女子SP、演技をする千葉百音(撮影・小海途 良幹)
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 来年2月のミラノ・コルティナ五輪代表最終選考会を兼ねて開幕し、女子ショートプログラム(SP)では昨季世界選手権3位の千葉百音(20=木下グループ)が74・60点で4位発進となった。代表3枠目を争う選考対象選手では最上位につけ、初の五輪出場に前進した。男子SPでは23年四大陸選手権覇者の三浦佳生(20=オリエンタルバイオ・明大)が95・65点でうれし涙の2位スタート。こちらも熾烈(しれつ)な3枠目争いで優位に立った。

 不安や緊張を振り切り、千葉が笑顔で滑りきった。軽快な「ラストダンス」に乗り、全てのジャンプを着氷。スピンやステップも最高難度のレベル4でそろえ、演技後はリンク脇で待っていた浜田美栄コーチと抱き合って喜んだ。「今日はとにかく伸び伸びやろうと。まだちょっとですけど、ひと山乗り越えられたかな」。74・60点というスコアに納得の表情を浮かべた。

 女子で唯一のGPシリーズ2連勝を飾り、迎えた12月上旬のGPファイナル。SPで首位発進しながら、フリーで失速して5位にとどまった。五輪の選考レースでも後退する形となり、悔し涙は止まらなかった。そこから10日余り。リベンジを誓う今大会は「一心不乱」「自分に全集中」と強い覚悟を持って臨んだ。

 キス&クライに飾られた、選手一人一人が決意を書き込むバックボードにも思いを込めた。「ポンと言葉が降ってきた」という千葉は「雨降って地固まる」と記した。「雨」は、まさに失意を味わったGPファイナル。「今後の自分のためにも、悔しい思いや結果をバネにして成果につなげないといけなかった」。言葉通りにはい上がった。

 五輪代表の最終選考を兼ね、緊張感たっぷりの全日本。代表争いは坂本、中井が一歩リードしており、3枠目は大混戦。千葉はSPで好発進し、21日に勝負のフリーへと臨む。「まだ、固まっているどうかは終わるまで分からない。全身全霊で、フリーの7本のジャンプをしっかり決めたい」。積み重ねてきたことを信じ、夢舞台への道を切り開く。

 ▽フィギュア五輪への道 各3枠の男女は今大会の優勝者が自動的に代表に決まり、残る2人は総合的に選出。2、3人目は全日本の2、3位、GPファイナルの日本勢上位2人、今季ベストスコア上位3人から2人目を決め、上記基準を満たして選考から漏れた選手と世界ランク上位3人などから3人目を選ぶ。2枠のペアは全日本1、2位と、全日本終了時のシーズン最高得点などを基に選考。団体のみのアイスダンスはペアと同じ基準を適用する。

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