【フィギュア】佐藤駿 日下コーチと二人三脚 歓喜のキス&クライを 19日開幕全日本選手権

[ 2025年12月17日 05:01 ]

佐藤駿(左)を指導する日下コーチ
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 来年2月のミラノ・コルティナ五輪代表最終選考会を兼ねるフィギュアスケート全日本選手権が19日から3日間、東京・国立代々木競技場で行われる。男子の有力候補である鍵山優真(22=オリエンタルバイオ・中京大)、佐藤駿(21=エームサービス・明大)の同年代2人には二人三脚で歩む指導者がいる。鍵山の父・正和コーチ(54)と佐藤の日下匡力(ただお)コーチ(45)の思いに迫った。

 佐藤のキス&クライには、必ず目立つコーチがいる。18年から、父の転勤で仙台から埼玉に拠点変更したタイミングで指導に就いた日下コーチだ。高得点が出た際の感度の高いリアクションはファンの間でも有名に。「わざと?ないない!逆に、“おとなしくしてよう”と思っているんですよ。でも素が出てしまいます」と笑う。

 「とにかく練習する子。集中力が凄かった」。二人三脚が始まった約7年前を回想する日下コーチは、佐藤が描く練習方法を尊重し「無理してやらせることはしない」と言い切る。若かりし下積み時代にスケート靴のブレード(刃)の研磨技術を徹底的に学び、現拠点である埼玉アイスアリーナに研磨機を導入した日下コーチ。選手の靴が壊れた場合は最低でも1日かかる工程を、即対応で修理。佐藤の足元も支えている。

 佐藤のフリー演目は「火の鳥」。くしくも、自身の現役最後のプログラムでもある。全日本で思い描くキス&クライは、五輪を決め、自身の師匠でもある浅野敬子コーチ含め喜び合う姿。「佐藤と努力し二人三脚で来た。みんなで一緒に喜びたい」。歓喜の瞬間が新たな夢の始まりとなる。(大和 弘明)

 ▽男子の五輪代表選考 日本は3枠。全日本選手権の優勝者が自動的に決まり、残る2人は総合的に選出。全日本の2、3位、GPファイナル上位2人(鍵山、佐藤)、今季ベストスコア上位3人(鍵山、佐藤、三浦)を満たす選手から2人目を決め、上記基準を満たして選考から漏れた選手と世界ランク上位3人(鍵山、佐藤、三浦)、日本連盟独自の今季国際競技会ポイント上位3人(鍵山、佐藤、友野)、今季の総合得点平均上位3人(鍵山、佐藤、友野)から残る1人を選ぶ。

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