【リーグワン】南ア代表SOリボック 花園に見に来てや~ 20日ホーム開幕戦

[ 2025年12月17日 04:50 ]

花園のマニー・リボック
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 ラグビーリーグワン2部・花園近鉄ライナーズの新戦力の目玉として今季より南アフリカ代表SOマニー・リボック(28)が加わった。昨季限りで引退した元オーストラリア代表SOクウェイド・クーパー(37、現アタックコーチ)に代わる新司令塔は、23年のW杯フランス大会で南アの優勝メンバーの一員に。13日のリーグ開幕戦・豊田自動織機シャトルズ愛知との一戦で先発すると、4本のコンバージョンキックに成功し、勝利に貢献した。ラン、パス、両足のキックとすべてが一級品の大型SOが今季にかける思いを明かした。(取材・構成 西海 康平)

 超一流の肩書を持つ司令塔がライナーズにやってきた。ファンに初めてお披露目されたのが、10月11日に花園ラグビー場で行われたトークショー。集まった多くのファンを前に、新天地での意気込みを熱く語った。

 「ここに来たのは、チームの関係者にビジョン、目標を聞いて“ぜひ”となったから。自分自身、チャレンジすることが大好き。ビジョンや目標を聞いて、チャレンジしていく一員になりたいと思った。チームが目標を達成するためにベストを尽くそうと思う」

 南アフリカから遠く離れた日本、そして2部のチームでも迷わず移籍を決めたのは、ライナーズから熱意のあるオファーを受けたから。早い段階から話をする場を持ち、方向性などを伝えられた。そこに「自分のキャリアで、ちょうど何か変化やフレッシュな環境が必要だと思った」という考えも加わった。

 もう一つ大きかったのが、昨季限りで引退したクーパーがコーチとしてライナーズに残ることを伝えられたから。小さい頃から憧れで、スーパーラグビーやワラビーズの試合を何度も見て、追いかけてきた。23年には代表戦で対戦したこともあり、「あれは貴重な機会だった」という。

 「彼のプレースタイルが凄く好きで、自分もあんな選手になりたいと昔から思っていた。彼がコーチとして残ると聞いて、ここに来れば、彼から学んで、一緒にチームづくりをできる。それは凄く楽しいことだから」

 23年のW杯フランス大会では南アフリカの連覇メンバーになった。圧倒的なキャリアを誇っても、おごることは決してない。今秋も南アフリカ代表に名を連ねながら、代表戦期間中のオフを利用して来日。2週間滞在し、チームの試合を観戦するだけでなく練習にも加わった。さらにはビジターの練習試合にも同行した。

 「チームがやろうとしているラグビーを学ぶこと。(代表戦を終えて)チームに戻ってきた時に“こういうことをやればいいんだな”ということを分かっておきたいし、練習の仕方や流れ、ミーティングなど全ての流れをつかんでおきたい。代表から戻ってきたときにプレーすればいいだけの状態にしておきたいんだ」

 練習の際には積極的に仲間とコミュニケーションを図り、意思の疎通に時間を割いた。真面目な性格に加え、能力も疑いの余地はなく「ディフェンスを切り裂くランやゲームメーク、両足のキックにも期待している」と太田春樹監督。愛称マニーの背番号10が、1部復帰へチームをけん引する。
 
 ◇マニー・リボック 1997年7月15日生まれ、南アフリカ出身の28歳。ブルズやシャークス、ストーマーズでキャリアを重ね、南アフリカ代表には21年に初選出された。身長1メートル84、79キロ。利き足は右。SO。

 ≪地元小中学生をホストゲーム全試合に無料招待≫
 〇…ライナーズは今季、東大阪市内の小学校へ通う児童と市内の中学校へ通う生徒を東大阪市の花園ラグビー場で開催するホストゲームへ全試合無料招待する。発案者はリボックで、10月11日に開催されたトークショーで「地域の子どもにプレーを見に来てほしい。何かできないか?」と提案。この発言を受け、同席した太田春樹監督が「東大阪市に住んでいる小中学生を無料にします!」と約束した。会場のファンから拍手を浴び、リボックは「おおきに!」と覚えたての日本語で歓声に応じた。

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