リーグワン2部の花園に南アフリカ代表SOリボックあり!!クーパーコーチ「彼は唯一無二のシェフ」

[ 2025年12月11日 18:01 ]

全体練習で華麗なパス回しを見せた花園SO・リボック、右はCTBピーター・ウマガ
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 リーグワン2部の花園近鉄ライナーズは13日に開幕・豊田自動織機シャトルズ愛知戦を迎える。11日、南アフリカ代表のSOマニー・リボック(28)の先発起用が発表になった。リボックは11月の日本代表戦にも出場している。

 花園には昨季まで豪州代表79キャップのSOクウェイド・クーパー(37)が君臨していたが、引退して今季からアタックコーチとして携わっている。「天才は天才を知る」と言うが、クーパーコーチから見てリボックの強みは何かと聞くと「強みじゃないところがありますか?身体能力も、ラグビーのシステムを学ぼうとする姿勢も素晴らしい。世界中でプレッシャーのかかる試合を経験している。もの凄い選手とチームメートでやってきた。全てが強み。一つ一つ挙げていたらきりがない」と困った表情を浮かべた。

 そんなリボックをクーパーコーチは“料理人”に例えた。「世界中のシェフが同じレシピでつくっても、仕上がりや受け取る側で味の違いが出てくる。リボックは唯一無二のシェフ。彼がどんな料理をするのか、試合を待つしかない。今回、彼は“ショッキ(豊田自動織機)”というメニューを渡された」とクーパーコーチは料理人に例えてリボックを評した。

 ならば、開幕戦はリボックの「10番」を追えば今季の花園のラグビーが見えるのか?しかし、クーパーコーチは「それは違う」と即答した。「レストランにはシェフだけじゃなく、盛り付けをする人もいればウェイターもいる。サービス自体もレストランの味なんだ。それぞれの役割を担っている人たちで作り上げているもの。食べ終えてレストランを立ち去るときに、また食べたくなる味であってほしいし、友達にあのレストランは美味しかったと話せるものであってほしい。我々の試合がそうであってほほしいんだ」と出場したメンバーがつくりだすラグビーこそが太田春樹新監督(38)の目指す花園の姿と訴えた。

 「我々の今年のスローガンは“TNT(Takes No Talent=才能はいらない 必要なのは姿勢と努力)”。才能を必要としない地味なプレーをすること。世界的な選手に頼ることのない試合を見せたいんだ。近鉄という会社は鉄道会社。見えないところでハードワークしている人たちで成り立っている。それを体現するのが我々だと思う。試合を見た人たちがただただ美しかったなと思えるような試合をお見せしたい」とクーパーコーチ。

 リボックはクーパーに学びたい思いもあって花園入りを選んだ。「世界レベルの選手なら向上心がなければならない。一方向のものではなく、自分の経験以外をしてきた人の言葉をどこまでオープンになって聞き取れるのか。最終的に素晴らしい料理をつくるためにね。僕は現役時代“魔術師”や“アーティスト”に例えられたが、リボックはシェフ。シェフは才能がないと料理は作れない。従えたスタッフに自分のビジョンを伝えて、食材を最終的な形にして愛される料理にする」。才能に頼らないと話したクーパーコーチだが、リボックの料理の出来映えを楽しみにしていた。

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