【フィギュア】17歳中井亜美 初出場で準優勝 最大の武器3Aで波乗った!ミラノ五輪に大前進

[ 2025年12月7日 05:30 ]

フィギュアスケート グランプリファイナル最終日 ( 2025年12月6日    名古屋市・IGアリーナ )

演技をする中井亜美(撮影・小海途 良幹)
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 女子フリーでは、ショートプログラム(SP)3位の17歳・中井亜美(TOKIOインカラミ)がフリー2位の146・98点を出し、合計220・89点で日本勢最上位の準優勝。来年2月のミラノ・コルティナ五輪出場へ大きく前進した。坂本花織(25=シスメックス)はSP5位からフリートップの合計218・80点で日本勢2番手の3位だった。

 最大の武器を決め、夢舞台への道をまた切り開いた。中井は冒頭の大技トリプルアクセルを鋭い回転で着氷。出来栄え評価(GOE)で1・94点の加点を引き出し、一気に波に乗った。3回転ルッツで大きく着氷が乱れるなどミスもあったが、張り詰めた空気の五輪前哨戦を笑顔で滑りきった。

 日本スケート連盟の五輪選考基準では、ファイナル日本勢上位2人が総合判断で優位となる。「日本人最上位になれてうれしい」。日本勢4人が出場した大混戦の中で最上位となり、夢へ大きく前進。世界選手権女王のリュウ(米国)に敗れ、日本勢3人目のシニア初年度でのファイナル制覇こそならなかったが、スケートを始めるきっかけとなった浅田真央さんも見守る中、確かな成長を刻んだ。

 10月のGPフランス大会で当時の今季世界最高点を連発し、衝撃の初優勝を飾った。周囲の期待が膨らむ一方で、冷静に自らを見つめていた。帰りの機内では幼い頃から記し続けている練習ノートにペンを走らせた。試合中どうやって重圧と向き合ったか、今後、どう緊張感を乗り越えていくか――。感じたままに気づいた点をつづった。故郷の新潟から千葉県船橋市のトップ養成MFアカデミーへ拠点変更したスケーターには、世界と戦う覚悟があった。

 「夢から目標に変わった」。五輪舞台をそう表現する中井が、日本女子の主役へと駆け上がった。まずは19日から始まる最終選考会、全日本選手権(東京)が待つ。五輪に即時内定する優勝も視界に捉えた。

 《百音「屈辱」5位 SP首位もミス》SP首位の千葉が相次ぐミスで5位となって表彰台を逃した。3回転ループと3回転サルコーで転倒。フリーでは最下位のスコアで大きく順位を落とした。「今まで感じたことがないぐらい足に力が入らなかった。練習してきたことを出せず、今年一番の屈辱を感じている」と厳しい表情。「同じ過ちを犯さないように努力するしか、罪は償えない」と全日本に目を向けた。

 《坂本大泣き 巻き返し3位》坂本が巻き返して3位となり、うれし涙を流した。3連続ジャンプのアクセルで回転が抜けたが、それ以外はミスなくフィニッシュ。取材エリアで表彰台に上がることを知ると「良かった、滑り込み…」と座り込んで大泣きした。5位発進となったSPでは悔し涙を流しただけに「このGPで枯れるぐらい泣いてる」と泣き笑い。五輪選考で優位となる日本人上位2人に入った。

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