【玉ノ井親方 視点】時疾風 “素早く”しぶとく、力強く

[ 2025年11月18日 05:30 ]

大相撲九州場所9日目 ( 2025年11月17日    福岡国際センター )

<大相撲九州場所9日目>藤ノ川(右)を寄り切りで破る時疾風(撮影・成瀬 徹)
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 今場所の時疾風は押されても簡単に土俵を割らないしぶとさがある。藤ノ川戦も右を差されて押し込まれたが、左足を引いて半身になってしのいで盛り返した。そこからの攻めが、しこ名の通り素早かった。左を巻き替えてもろ差しになって寄って出ると、相手の捨て身の首投げにも慌てずに対処した。

 1メートル79、132キロと体は大きくないが、小力があって左四つの形を持っており、うまい相撲を取る。同じ時津風一門で9歳下の藤ノ川とは体形も相撲っぷりもそっくり。今場所はお互いに意識し合って、競い合うように良い相撲を取っている。

 入幕8場所目。番付は下位に低迷しているが、着実に力をつけている力士の一人だ。課題を挙げるとすれば、前に出る圧力が足りないところ。頭から当たって前に出る立ち合いを磨けば、力強さも出てくる。(元大関・栃東)

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