安青錦 自己最速タイ給金 悲願初賜杯へ1敗キープ 八角理事長も高評価

[ 2025年11月18日 05:30 ]

大相撲九州場所9日目 ( 2025年11月17日    福岡国際センター )

<大相撲九州場所9日目>平戸海(右)を激しく攻める安青錦(撮影・成瀬 徹)
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 新関脇・安青錦は平幕・平戸海を寄り倒して1敗をキープした。9日目での勝ち越しは、自己最速タイ。序ノ口デビュー以来の勝ち越しを13場所連続に伸ばした。平幕・欧勝馬を押し出し、全勝を守った横綱・大の里を安青錦が1差で追う展開は変わらず、2敗で豊昇龍と平幕の時疾風が続く。

 安青錦は自らの身上を貫いた。平戸海の突っ張りをあてがい、つかんだ左上手が命綱になった。小股すくいで崩し、最後はもたれかかるように寄り倒した。低い姿勢から理詰めの攻めで自己最速に並ぶ9日目での勝ち越しを決め「下から攻めて良かった。自分の形なので、まわしを離さないようにと思った」と納得の表情で振り返った。

 新入幕から4場所連続で11勝と快進撃を続けるが、賜杯には手が届きそうで届かない。今場所は過去2戦2敗の大の里との対戦が、終盤戦に組まれることが予想される。師匠の安治川親方(元関脇・安美錦)は「そこと当たる時の状況が大事だ。勢いを持って臨めればいい」と、ぴたりと追走する展開を期待する。

 緊張しやすい性格の安青錦は幕下時代に師匠からかけられた「緊張するのは、おまえの仕事だ」との言葉を胸に刻んでいる。「気持ちの整理ができるようになった」。大関候補1番手は確かな自信をつかみつつある。

 八角理事長(元横綱・北勝海)も「立派だ。内容がいい。もちろん、優勝候補でしょう」と高く評価。ウクライナ出身の新鋭は大の里が結びで完勝するのをテレビで見届け、雪辱の思いを新たにし、引き締まった表情で帰路に就いた。

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