【玉ノ井親方 視点】豊昇龍は内容よりも勝負にこだわった 大の里には注文相撲は通用しない

[ 2025年9月27日 19:27 ]

大相撲秋場所14日目   ○豊昇龍(はたき込み)若隆景● ( 2025年9月27日    東京・両国国技館 )

<秋場所14日目>若隆景(左)をはたき込みで破る豊昇龍(撮影・郡司 修)
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 豊昇龍は立ち合いで変化気味に動いた。熱戦を期待した館内の観客には、残念なムードも漂ったが、あすの千秋楽の横綱対決に望みを懸けて、内容よりも勝ちにこだわったということだろう。

 これも相撲だ。周りからはいろいろな声が出るかもしれないが、その責は横綱が負うこと。ただ、若隆景の立ち合いの頭の位置も低すぎた。あそこまで低く当たっていかなくても良かったのではないか。

 不戦勝となった大の里は、その影響があすの一番にどう出るかが気になるところ。

 1日、相撲を取らなかったことで、体は楽になる。だがその分、集中力は一度途切れる。それは本人もよく分かっているはずだから、気持ちを引き締めて土俵に向かうはずだ。

 一方の豊昇龍は、今日のような注文相撲は大の里には通用しないと心して当たることが大事だ。立ち合いでしっかりと当たって、踏み込んでから攻めていくようにしないと、簡単に持っていかれてしまうだろう。

 横綱同士だから力は五分。ただ、精神的には、負けても決定戦が残っている大の里が優位。いずれにしろ、楽しみな相撲になるのは間違いない。

 残念ながら休場となった琴桜は、故障箇所が膝だけに、しっかりと治してから出てこないと尾を引く。時間はかかるかもしれないが、頑張ってほしい。
  (元大関・栃東)

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