【世界陸上】勝木隼人が銅メダル「僕なりのリベンジができた」 暑さに強い34歳が過酷なレースで粘った

[ 2025年9月13日 10:14 ]

陸上 世界選手権東京大会 男女35キロ競歩 ( 2025年9月13日    国立競技場発着 )

<世界陸上東京・初日>男子35km競歩、銅メダルに輝いた勝木(撮影・藤山 由理)
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 男子35キロ競歩が行われ、19年ドーハ大会以来3大会ぶり出場の勝木隼人(34=自衛隊体育学校)が2時間29分16秒で銅メダルを獲得した。川野将虎(26=旭化成)は18位、丸尾知司(33=愛知製鋼)は26位。日本勢が競歩でメダルを獲得するのは6大会連続となった。エバン・ダンフィー(34=カナダ)が2時間28分222秒で金メダルに輝いた。

 「本当は優勝したかったですけど、やっぱり強かったですね、世界のトップ選手。僕が想像していた以上に強かった。最低限メダルを獲れたということで、ちょっとでも日本チームに追い風になったらと思います。ドーハの世界陸上、(東京)オリンピックと期待された中で、どちらも暑い気候だったので、僕は暑いのが強いと自分でも外からも言われていましたし、その中でとれないと意味がないと思っていた。僕なりのリベンジができたかなと思っています」と笑顔で語った。50キロ競歩に出場した19年の世界陸上ドーハ大会は27位、21年の東京五輪は30位だった。

 スタート直後の国立競技場内で先頭に立つと、終始先頭で引っ張る積極的なレースを展開。27キロ地点でスパートしたウルタド(エクアドル)、川野将虎(旭化成)に引き離されたが、そのウルタドが歩型違反のレッドカード3枚で、ペナルティゾーンで3分30秒待機に。トップに立った川野も27キロすぎにふらつき、立ち止まっておう吐する場面もあり、失速。最後まで粘り強く歩いた勝木が銅メダルに輝いた。

 序盤から先頭に立ったことに「思ったより集団が早くばらけてくれたので。僕の中では最初から行く予定ではあったんですけど、序盤20キロくらいで8人に絞りたいというのがあって、途中で川野君から“3人にしぼられたよ”と言ってくれたので。かなり気持ち的には楽になりましたし、川野君がいることで、ここ(の位置)にいたらメダルを獲れるんじゃないかというのはあった」とし、沿道の応援にも感謝した。

 東京五輪にも出場した得意の50キロから距離変更に苦労しながらもスピード強化を徹底。今年3月の日本陸上選手権で日本歴代4位の2時間24分38秒で優勝し、久々の世界切符を得た。

 「代表になったからといって浮かれたり、心構えが変わったりということもなく、今までと全く変わらない状態で過ごすことができている」と抜かりない準備がメダルを呼び込んだ。

 東海大時代に競歩を始め、一時はバイト生活しながら競技を続けてきた。経験豊富な34歳のベテランウォーカーは「東京での開催。普段通りに過ごすことができれば良い結果を出すことができる」と言った通りの歩きを見せた。

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