【世界陸上】川野将虎が執念の完歩 おう吐に終盤失速、ゴール後は倒れ込む

[ 2025年9月13日 10:07 ]

陸上 世界選手権東京大会 男女35キロ競歩 ( 2025年9月13日    国立競技場発着 )

<世界陸上東京・初日>男子35km競歩、ゴール直後車椅子で運ばれる川野(撮影・藤山 由理)
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 男子の35キロ競歩で元世界記録保持者の川野将虎(26=旭化成)が、27キロすぎにアクシデントに見舞われながら2時間37分15秒の18位でゴールした。

 スタートから先頭集団でレースを進め、10キロ過ぎには先頭を走る勝木隼人(34=自衛隊)の後ろにつく形となった。27キロ地点でスパートしたウルタド(エクアドル)に引き離され、直後にふらつき、立ち止まっておう吐する場面もあったが、顔をしかめながら必死に歩いた。ウルタドが歩型違反でペナルティーとなる中、トップに立ったが、30キロすぎに追い上げてきたダンフィー(カナダ)に抜かれると、一気にペースダウン。最後はフラフラになりながら、ゴールした。

 ゴール後は一礼したが、最後の集中力が切れたのか、倒れ込み、救護員に抱きかかえ、車いすで医務室へ向かった。

 22年オレゴン大会で銀メダル、23年ブダペスト大会で銅メダルだった。「オープニング種目で日本選手団を勢いづけられるような歩きができれば。今まで取ったことがない色のメダルを獲れるように頑張りたい」。頂点のみを目指し、4月に拠点を宮崎に移すチャレンジも行った。2種目代表の丸尾知司(愛知製鋼)と約1カ月のスウェーデン合宿も行うなど、新たな刺激を得た。「過去の自分とは大きく変われている」と手応えを得ていた。

 日本選手初の3大会連続メダルはならなかったが、最後まで強い精神力で歩き抜いた。

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