【カーリング】藤沢五月と吉田知那美の人柄表れた五輪消滅後の泣き笑い 報道陣気遣い「ガシガシ来いよっ」

[ 2025年9月13日 11:26 ]

カーリング・日本代表決定戦第3日 女子タイブレーク   ロコ・ソラーレ2―7フォルティウス ( 2025年9月13日    北海道・稚内市みどりスポーツパーク )

吉田知(右端)と抱き合い涙を流しながら言葉を交わす藤沢と、ロコ・ソラーレメンバー
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 26年ミラノ・コルティナ冬季五輪に向けたカーリングの日本代表決定戦女子タイブレーク(8エンド制)が13日に行われ、1次リーグ(L)3位のロコ・ソラーレが同2位のフォルティウスに完敗。第6エンド終了2―7で無念のコンシードとなり3大会連続の五輪出場の道が消滅した。

 リンクに落とした涙は、取材エリアに移っても止まらなかった。チームの中心を担った藤沢五月(34)と吉田知那美(34)は一緒に報道陣に対応した。2人の無念さ、悔しさを思い、最初の質問まで少し間が空く。すると吉田知は「すみません、気を遣わせてしまって!」と明るい表情で話し、2人で「全然、ガシガシ来いよっ!」と笑って場をなごませた。

 もちろん、涙を拭う時間の方が多かった。最初は、2人の地元である北海道北見市への思いを問われたとき。吉田知は「今こうタイムリーに北見市は財政難で、暗いニュースばっかり流れているんです。だからこそ、勝手になんですけど、そんなのいらないよって思う市民もいると思うんですけど明るいニュースを、と。カーリングって4年に1度大きく盛り上がる。オリンピックに行って、その力で北見がなんとかなんないかなっていうのは正直思ってたので。そこを考えるとちょっと悔しいなっていう気持ちはあります」と目を真っ赤にした。

 今後についての問いには、吉田知と藤沢で異なるものだった。吉田知は「オリンピックは逃げない。4年後、8年後、12年後にもある。だからもうそんな悲観することなくって、強くなりたいと思い続ければ、きっとまたチャンスは来る」と前向き。一方の藤沢は今季の世界選手権や国際大会であるパンコンチネンタル選手権への意欲は語ったものの、今後のカーリング人生については「今は終わったばっかりで、チームメイトとも改めてみんなで話す機会っていうのはまだしてないので。みんなでご飯を食べながら、笑いながら、次のことをゆっくり考えたいなと思います」と述べるにとどめた。

 日本カーリング界をけん引してきたロコ・ソラーレの、ミラノ・コルティナ冬季五輪への道は断たれた。チームは全員でキャンピングカーに乗り込み、笑顔で手を振って会場を後にした。

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