【関西大学ラグビー 14日開幕】花園を制した1年生SO丹羽雄丸が名門、同大を復活へ導く

[ 2025年9月13日 06:00 ]

健闘を誓う主将たち(前列左から)近大・中田、天理大・上ノ坊、京産大・伊藤、関学大・中田(後列左から)摂南大・村上、立命大・島、同大・大島、関大・奥平(撮影・中辻 颯太)
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 ムロオ関西大学ラグビーAリーグはあす14日に開幕する。今季は本命不在で拮抗(きっこう)した戦いが予想される中、関西制覇や大学選手権出場を目標に掲げる8大学のキーマンをピックアップ。前年度6位から頂点を狙う同大は、昨季高校日本一に輝いたSO丹羽雄丸(たける、1年=桐蔭学園)が定位置をつかみ、存在感を示している。老舗の和菓子店を営む永山宜泉(ぎせん)新監督(55)の下、巻き返しを図る戦いが始まる。

 昨年度に桐蔭学園(神奈川)を高校日本一へ導いた司令塔が、満を持して出身地の関西へ帰ってきた。昨冬の花園大会で背番号10を背負った丹羽は、関東の大学ではなく、近年苦戦が続く同大への進学を選んだ。春先から本職のSOだけでなく、FBとしても先発起用され、存在感を増している。

 「1年目から試合に出たい気持ちが強い。1年生だけどスタメンで出たいしアタックでボールを持ったらチャンスメークをしたい」

 “紺グレ”のジャージーへの憧れを深めたのは2022年12月25日。兄が当時同大で主将を務めたFL梁本と幼なじみだった縁もあり、大学選手権準々決勝の帝京大戦(秩父宮)を観戦した。同大は0―50の大敗を喫したが、最後まで必死に戦う姿勢に「めっちゃ頑張っていた」と胸を打たれた。

 今春はU20日本代表にも選ばれ、ニュージーランド学生代表やリーグワンのチームと戦った。感じたのはフィジカルの差だった。「ディフェンスで真正面から当たっても飛ばされた」。ウエートトレなどに励み、高校時代は72キロだった体重を80キロまで増やした。

 リーグ優勝48度、大学選手権で4度の優勝を誇る同大だが、23年度には8校制となった64年以降では同校初となる7戦全敗で最下位に沈んだ。昨季も6位低迷。今季は摂南大でFWコーチを務めていたOBの永山氏=写真=が新監督に就任した。老舗の和菓子店を営む新指揮官は、朝も夜も働きづめで部を強化してきた。丹羽も1年生ながら伝統のジャージーに袖を通す使命感にあふれている。

 「絶対に(大学)選手権には出たい。同志社が選手権に出るのは伝統的なことだし、自分が同志社に行って選手権に出られたら、より格好いいなと。負けたくない」

 パス、ラン、キックと全てに強みを持つ黄金ルーキー。名門復活へ全力を尽くす。

 ◇丹羽 雄丸(にわ・たける)2006年(平18)10月1日生まれ、大阪府出身の18歳。小学4年から生野RSでラグビーを始め、東生野中を経て進学した桐蔭学園では冬の花園大会に1度出場。4人きょうだいの末っ子で、兄にかつてJ3長野に所属した匠(たくみ)がいる。50メートル走6秒2。1メートル74、80キロ。SO。

 ▽順位決定方法 今季も勝ち点制が採用される。点数は勝ち4点、引き分け2点、負け0点。ボーナスポイントは3トライ差以上の勝利、7点差以内の敗戦の場合に勝ち点1が与えられる。また、7戦全勝のチームが6勝1敗のチームを勝ち点で下回ることがないよう、全勝の場合は勝ち点4を加算する。大学選手権の出場枠は3。リーグ戦の上位3チームが出場権を得る。

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