全国都道府県中学生相撲選手権 怪物2年生・チルグンが優勝!個人戦決勝は史上初のモンゴル人対決

[ 2025年8月4日 06:13 ]

モンゴル出身のテムージン・チルグン(25年2月撮影)
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 全国都道府県中学生相撲選手権大会が3日、大阪・堺市大浜公園相撲場で行われ、全国の予選を勝ち抜いた中学生が個人戦(軽量級、無差別級)と都道府県対抗の団体戦で争った。

 個人戦無差別級は、団体予選1~3回戦で2勝以上を挙げた選手69人(軽量級との重複除く)が出場。決勝は鳥取県代表のモンゴル人留学生同士の対戦となり、テムージン・チルグン(鳥取西中2年)が頂点に立った。身長1メートル83、体重140キロの巨体を誇る規格外の“怪物”。上級生の実力者を次々と破り、右四つからの豪快な上手投げなど圧倒的なパワーで勝ち進んだ。決勝の相手は、鳥取西中の1学年先輩で同じモンゴル出身のウルゼーヒシグ・ハシマラガタ(3年)。身長1メートル70、体重100キロという一回り小さな相手に下からうまく攻められたが、土俵際回り込みながら左からの上手投げを決めた。

 チルグンは小学生時代から白鵬杯やわんぱく相撲全国大会で3位に入るなど活躍し、昨年春に来日。昨年の全国都道府県中学生選手権ではベスト16まで勝ち上がり、今年2月の白鵬杯では1年生ながら優勝という歴史的快挙を成し遂げた。四つに組むと無類の強さを発揮する取り口は、かつてモンゴル人留学生として鳥取城北高で活躍したガンエルデネ(のちの横綱・照ノ富士)やイチンノロブ(のちの関脇・逸ノ城)を彷彿とさせるものだった。モンゴル出身選手の優勝は、2019年のソソルフー(鳥取県)以来6年ぶり。モンゴル出身同士の決勝は史上初のことだった。また、2年生の優勝は2011年の打越奎也(のちの小結・阿武咲)以来14年ぶりの快挙となった。

 3人制の団体戦は、東京都が2008年以来17年ぶりの優勝を果たした。決勝は、個人戦の優勝者と準優勝者を擁する鳥取県と対戦。東京都の先鋒・平一恋(3年)がハシマラガタを一方的に押し倒し、中堅のパールー・ムティ(3年)が隍元哉(2年)をつり出して勝負を決めた。個人戦軽量級(75キロ未満)は、中川清成(高知県・3年)が優勝。決勝では、三瀬梢(愛媛県・3年)に片足を取られながらも素速い動きで土俵際逆転の突き落としを決めた。昨年優勝の加藤守陽(愛知県・3年)は準決勝で三瀬に敗れた。

 ▽個人戦 無差別級優勝 チルグン(鳥取県・2年)
2位 ハシマラガタ(鳥取県・3年)
3位 大手星来(熊本県・3年)
3位 犀藤源太(石川県・3年)

 ▽個人戦 軽量級
優勝 中川清成(高知県・3年)
2位 三瀬梢(愛媛県・3年)
3位 東島大夢(佐賀県・3年)
3位 加藤守陽(愛知県・3年)

 ▽団体戦
優勝 東京都(平一恋、パールー・ムティ、山下祥平)
2位 鳥取県(ハシマラガタ、隍元哉、チルグン)
3位 栃木県(木村梢太、直江重鳳、割谷純虎)
3位 青森県(長谷川和響、岡山裕弥、鳴海百起)

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