【ラグビー】エディーJAPAN 12年ぶりウェールズ撃破! W杯抽選会「バンド2」入りへ“吉兆”

[ 2025年7月6日 04:30 ]

ラグビーリポビタンDチャレンジカップ2025   日本24ー19ウェールズ ( 2025年7月5日    福岡・ミクスタ )

<日本・ウェールズ>ウェールズ代表に逆転勝ちし、喜ぶ日本代表フィフティーン(撮影・成瀬 徹)
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 世界ランク13位の日本が、同12位のウェールズに24―19で逆転勝ちした。途中出場で代表初キャップを獲得したFB中楠一期(25=BR東京)とWTBハラトア・ヴァイレア(26=東京ベイ)が代表初トライを決めるなど若い力が躍動。13年6月に初勝利し、15年W杯での躍進のきっかけとなった強豪を再び撃破した。この結果、世界ランクは12位に上がる見通し。エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC、65)は復帰2季目で結果が求められる中、27年W杯へ向け吉兆の好スタートを切った。

 勝利の瞬間が近づくと、会場から自然とカウントダウンのコールが起きた。そしてノーサイド。桜の戦士たちは拳を突き上げて喜びを分かち合った。世界ランクが27年W杯オーストラリア大会のプール分けに影響するため、より結果が求められる今季。強豪国から価値ある白星をつかんで不振を脱却し、ジョーンズHCは「今夜は勝利を味わいたい」と安堵(あんど)の表情を見せた。

 次世代を担う若手6人がこの日、代表戦デビューでチームに勢いをもたらした。FB中楠は途中交代で入った直後の前半20分、相手にペナルティートライを与えて自身は10分間退場となるいきなりの試練。それでも7―19で迎えた後半19分に反撃開始のトライを決め「夢の舞台で結果残せた」と感慨を込めた。さらに2点を追う同30分、ラインアウトモールからWTBヴァイレアが値千金の逆転トライ。指揮官は「若手は特に自信がつく試合だった」と称えた。

 “超速”の勢いが失速してしまう課題も克服。前半は苦戦してリードを許したが、気温34度の酷暑でも最後までペースを落とさず逆転勝利につなげた。若手主体のチームをけん引した最年長36歳のFLリーチ主将は「直前まで宮崎で(酷暑の中で練習して)暑さ対策をしてきたので、後半も走れる自信はあった。事前の準備が勝因」と胸を張った。

 ウェールズ戦の勝利は、第1次エディー政権の2季目だった13年以来。当時の大金星は、弱小国だった日本を15年W杯の南アフリカ撃破へと急成長させた。くしくも、今回もエディー政権2季目。「この勝利で自信をつけてさらにチームが成長していく」。今季の目標だった「突破口になる試合」を実現し、12年前と重ね合わせた。

 力を入れてきた「超速ラグビー」と「若手の育成」が一つの形に。飛躍のきっかけをつかんだエディージャパンは、最終目標の27年W杯ベスト4へ向かってさらなる進化を遂げていく。

 ▽W杯1次リーグ組分け抽選会 今年12月に開催。出場20カ国だった過去の抽選会は、出場国を世界ランクごとに4つのバンド(シード)に分け、各バンドから1カ国ずつ引いて各組5カ国の組分けに。出場24カ国となる27年W杯も同様に4つのバンドに分けて抽選する方法を採用するとみられている。その場合、同12位は「バンド2」。同13位は「バンド3」となり、より厳しい組み合わせが予想される。

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