宮城野親方 無言で出国も退職届否定せず 退職決まれば9日に会見開く方向で調整 【処遇の経過一覧あり】

[ 2025年5月31日 04:00 ]

成田空港からウランバートルに向け出発する宮城野親方 (撮影・村上 大輔)
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 大相撲の元横綱・白鵬の宮城野親方(40)が30日、式典参加のためモンゴルへ出発する前に成田空港で取材に応じ、日本相撲協会へ退職届を提出した件について、否定しなかった。6月2日の臨時理事会で宮城野部屋の取り扱いについて協議される見込み。退職が正式に決まれば、9日に宮城野親方が東京都内で記者会見を開く方向で調整が進められている。

 成田空港に現れた宮城野親方は堂々としていた。伊勢ケ浜部屋の弟子らが空港のカウンターで親方の荷物を預け終わるのを待って車から降り、マスク、Tシャツ、ジーンズ姿のラフな格好で登場。報道陣から「退職届を出しましたか」と問われると「私から話すことは、ありません」と応じた。「協会に残ることはできない?」、「今後何をするか決まっている?」などの問いかけには無言を貫いた。

 昨年2月に発覚した元幕内・北青鵬の暴力問題で、宮城野部屋は当面閉鎖となり、同年4月から弟子とともに伊勢ケ浜部屋に所属。伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)から再教育を受け、部屋付き親方として指導に当たってきたが、部屋再開の見通しは立っていなかった。宮城野親方を巡っては、相撲協会を退職する意向と週刊文春などが今年4月に報道。本人は否定し、夏場所千秋楽の今月25日にも退職は「ないです」と明言していたが、この日は否定しなかった。

 来月2日には日本相撲協会が臨時理事会を開き、宮城野部屋の処遇について協議する予定。宮城野親方は同3日にモンゴルで行われる父ムンフバトさん(故人)の顕彰式に出席する。「親父の式ですから、ちょっと勘弁してください。行ってきます」と去っていく史上最多45度の優勝を誇る大横綱の背中からは悲壮感が漂っていた。 (中村 和也)

【宮城野親方を巡る処遇の経過】
 ▽24年2月21日 弟子の元幕内・北青鵬による暴力行為が発覚
 ▽同2月23日 監督義務違反で委員から年寄への2階級降格、3カ月の20%報酬減額処分に
 ▽同2月27日 師匠の立場を外され、同じ一門の玉垣親方(元小結・智乃花)が宮城野部屋の師匠代行に就任
 ▽同3月28日 部屋の無期限閉鎖、力士19人を含む所属員全員の伊勢ケ浜部屋転籍が決定
 ▽同4月8日 伊勢ケ浜部屋に合流して稽古開始。自らまわしを締めて指導
 ▽同5月29日 部屋の閉鎖を理由に幕下以下力士4人が同時に引退
 ▽25年4月9日 相撲協会退職報道を否定
 ▽同5月28日 転籍後に引退した“旧宮城野勢”が計10人となり、転籍時の半数を超える

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