【玉ノ井親方 視点】大の里が会心の相撲 今場所は体が重くなった分、動き回られた時にどう対応できるか

[ 2025年5月11日 19:55 ]

大相撲夏場所初日 ( 2025年5月11日    東京・両国国技館 )

<大相撲5月場所 初日>若元春(左)の攻めを受ける大の里(撮影・河野 光希)
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 綱獲りが懸かる大の里が、大関らしい会心の相撲を取った。

 もろ手で相手の上体を起こし、間髪を入れずに右を差して一気に土俵を走った。対照的に若元春は立ち合いの当たりに威力がなかった。ふわっとした当たりで圧力をかけられず、簡単に押されてしまった。相手の右差し狙いの立ち合いを警戒していたのか、動きを見て立つような中途半端な動きだった。

 大の里は右を差しにいく立ち合いをすると、差せなかった時に後手に回る弱点がある。そう考えると、この日のように、もろ手で相手の上体を一度起こしてから右を差す流れの方が相撲が安定する。今場所は体重が増え、筋肉がついてパワーアップした感じに見える。

 ただ体が重くなった分、相手に動き回られた時にどう対応できるかは、今後の相撲を見てみないと分からない。そのあたりが綱獲り場所の鍵になりそうだ。
(元大関・栃東)

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