宇良が翔猿を押し出す 花田虎上氏「立ち合いのうまさ。あまり言うのはよくないけど」

[ 2025年3月23日 16:55 ]

大相撲春場所千秋楽 ( 2025年3月23日    エディオンリーナ大阪 )

<大相撲春場所千秋楽>翔猿(左)を押し出した宇良(撮影・井垣 忠夫)
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 大阪府寝屋川市出身で東前頭5枚目の宇良(32=木瀬部屋)は東前頭3枚目の翔猿(32=追手風部屋)を押し出し、7勝8敗で“ご当地”場所を終えた。

 立ち合いは微妙に間合いを取るように、両者がふわりと立った。もぐるタイミングを計る雰囲気から翔猿の引きに乗じて宇良が一気に攻め込んだ。そこから翔猿に押されると、自ら体勢を立て直すように下がり、俵に右足をかけた。回り込みながら左いなし、はたきをまじえつつ、引き続き、もぐり込むタイミングを狙う。再び右足を俵にかけた体勢から翔猿の右足を取りにいき、左を深く差して攻め込んだ。まわしの結び目付近をつかんで切り返しで相手を崩しながら最後は押し出した。小兵の素早い動きに場内から惜しみない拍手が贈られた。

 ABEMA大相撲中継で解説を務めた元横綱・若乃花の花田虎上氏は立ち合いのやりとりについて「翔猿が当たりにいこうとしたところで宇良は下がった感じ。わざと立ち遅れています。普通は仕切り線の中央付近で両者が当たる。そこで当たれないと、ちゅうちょして出足が止まります。そこを宇良は一気に出ていく狙い。私も稽古場で練習していました。“立ち合いは思い切り当たれ”と言われますから、あまり言うのは良くないけど。宇良の立ち合いのうまさです。(この日は小兵同士だが)小兵はこういうことをやらないと大きい人に勝てませんから」と自身の経験を踏まえて話した。

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