石川遼「自信になる」19勝目 大会実行委員長が盛り上げた“隠しマイク” 

[ 2024年6月24日 04:15 ]

男子ゴルフ プレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品最終日 ( 2024年6月23日    栃木県・西那須野CC=7036ヤード、パー72 )

優勝トロフィーを手に笑顔を見せる石川遼
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 2打差2位から出た石川遼(32=CASIO)が6バーディー、2ボギーの68と伸ばし、通算21アンダーで逆転優勝を果たした。22年11月以来、約2年ぶりのツアー通算19勝目。ツアー唯一の選手会主催大会で初の実行委員長を務め、自身で勝利をつかむ千両役者ぶりを発揮した。単独首位から出た河野祐輝(36=NTT西日本アセット・プランニング)は74と崩れ、通算17アンダーの9位だった。

 表彰式を終えた石川は雨の中で残ってくれたギャラリーに歩み寄ると、優勝トロフィーとともにうれしそうに撮影に応じた。これも自身の発案による試みの一つ。初めて実行委員長の大役を務めた大会で勝利をつかむ、日本ゴルフ界の顔にふさわしい2年ぶりの優勝になった。

 「凄く苦しい一日だった。この優勝は自信になる。背中を押してくれる1勝になった」

 2打差を追う最終日はフェアウエーキープ率36%とティーショットが安定しなかった。ただし目指したのは、その中でも戦えるゴルフ。「1個の歯車が回っていなくても、他の歯車同士がかみ合ってエンジンが止まらない」。ポイントに挙げたのは首位に並んで迎えた16番パー5だ。フェアウエーからの第2打をあえてグリーン手前に刻み、58度ウエッジで着実に寄せて単独トップに立った。4年間取り組んできたスイング改造は理想に近づいている。今年は「IQや頭脳」を意識する中、そのマネジメントで勝利をたぐり寄せた。

 第4回を迎えた選手会主催の大会で初の大役を担った。4月には現地に出向いて全体会議にも出席し、週末の那須塩原駅からのギャラリーバス運行を直訴。大会のネット中継向けに予選2日間はマイクをつけてプレーするツアー初の試みを提案し、自ら装着して上位争いの臨場感を届けた。「ゴルフの楽しみ方の一つとしてあるな、と思ってもらえたら。心技体、14本のクラブを駆使して戦う物凄く複雑な競技。だから面白いんです」と言葉に熱を込めた。

 コース内外で主役を張ったこの大会は、前週の全米オープンで予選落ちした悔しさを胸に秘めた中で戦った1週間でもあった。19勝目もまだまだ道半ば。「早く次のメジャーに行きたくてしょうがない。コツコツと準備しまくってやろうって。燃えた気持ちで今はいますね」。32歳はその歩みを止めない。

 ≪副賞はサトウのごはん≫優勝副賞としてサトウのごはん10年分4000食をゲットした石川は「いや、これめちゃくちゃうれしくて!」と声を弾ませた。体づくりのために毎食お米の量を量っており、目指す体重によって200グラムから260グラムを食べ分けているという。副賞のサトウのごはんは1パック200グラム。「体を締めたい時にぴったり。ぶっちゃけ買っているので家にもあるけど、10年分までは買っていないので、非常にありがたい」と笑顔だった。
 

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