幕下筆頭の嘉陽が勝ち越し!新十両昇進へ大前進 同部屋の“日体大仲良しトリオ”大の里と白熊に続く

[ 2024年5月20日 20:22 ]

大相撲夏場所9日目 ( 2024年5月20日    東京・両国国技館 )

<大相撲夏場所9日目>突き落としで吉井を破る嘉陽(奥)(撮影・西海健太郎)
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 西幕下筆頭の嘉陽(24=二所ノ関部屋)が吉井(20=時津風部屋)を下して勝ち越しを決めた。

 立ち合いもろ手突きからすぐに肩透かしを引きながら左へ回り込んでいくと、嘉陽よりも一瞬早く吉井が土俵を飛び出した。嘉陽は突き落としで貴重な白星をつかみ取り、関取昇進目前の西筆頭で4勝目を挙げた。

 まだ確定ではないが、新十両昇進へ大きく前進。勝って引き揚げる花道では、部屋の中村親方(元関脇・嘉風)から「よくやった」と祝福を受けた。これで4勝1敗。「勝ち越してうれしい」と喜びながらも「残りもあるので、満足しないであと2番も勝てるように」と気を引き締めた。

 新潟・能生中、海洋高、日体大、二所ノ関部屋と同じ道をたどった同級生には十両・白熊が、1学年後輩には新小結・大の里がいる。出世で先を越された2人の活躍を刺激に、春巡業では関取衆の申し合いにも参加するなど稽古を積んできた。幕下3枚目以内の地位は今場所が3度目。満を持して“日体大仲良しトリオ”が関取として顔をそろえる日が近づいてきた。

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