【柔道】田中兄弟がそろって優勝 66キロ級の兄・龍馬は打倒・一二三へ「大きな目標」選抜体重別選手権

[ 2024年4月6日 18:17 ]

柔道全日本選抜体重別選手権第1日 ( 2024年4月6日    福岡国際センター )

<柔道全日本選抜体重別選手権第1日>男子66キロ級を制した兄の田中龍馬(左)と同73キロ級を制した弟の龍雅
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 5月の世界選手権(アブダビ)選考会を兼ねて男女計7階級が争われ、男子66キロ級で兄の田中龍馬(22=SBC湘南美容クリニック)、同73キロ級で弟の龍雅(19=筑波大)の兄弟がそろって優勝を果たした。龍馬が長男、龍雅が次男で、さらに佐賀工2年で昨年のインターハイ2位だった66キロ級の三男・龍希が控える柔道3兄弟。3年ぶり2度目の日本一に輝いた龍馬も「3人で(28年)ロサンゼルス五輪に向かってやっていきたい」と目を輝かせた。

 パリ五輪代表には届かなかったものの、昨年はマスターズ大会、アジア大会を制し、飛躍の1年となった。28年の大舞台に立つために、大きな壁として立ちはだかるのが東京五輪王者の阿部一二三。まだ直接対決の機会はなく、「自分が今、どれだけ下にいるか分からない」としつつ、「大きな目標が見えているのは努力しやすい。チャンスが来た時は最高の準備をして臨みたい」と来たる時まで爪を研ぐ覚悟を示した。

 初優勝を果たした龍雅は「兄の試合は自分の試合よりハラハラした」と笑わせたが、自身の決勝では終盤に2つめの技ありを奪い、合わせ技一本で決着を付けた。「兄は全部凄い。特に技の切れとかを見習って、背中を追い掛けたい」と目を輝かせた。

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