陸上界に新風 新潟アルビレックスRCがネーミングライツによりサトウ食品新潟アルビレックスRCに

[ 2024年4月6日 10:33 ]

女子円盤投げ日本記録保持者の郡
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 新潟アルビレックスRCがネーミングライツ(命名権)方式を導入し、「サトウ食品新潟アルビレックスRC」として活動することが5日、分かった。すでに日本陸上競技連盟に登録を済ませており、きょう6日から新潟市陸上競技場で行われる第54回北陸実業団陸上大会では、新クラブ名で新たなスタートを切る。

 同クラブは05年に日本で初めての陸上競技のクラブチームの運営会社として発足。女子400メートル障害で08年の北京五輪に出場した久保倉里美(41=現コーチ)らを輩出したほか、現在はパリ五輪出場を目指す女子円盤投げの日本記録保持者である郡菜々佳(26)や、ともに新潟市出身で男子走り高跳びで昨年のブダペスト世界陸上に出場した長谷川直人(27=新発田中央―新潟医療福祉大出)、女子800メートルで21年の日本選手権準優勝の広田有紀(28=新潟高―秋田大出)らトップ選手が所属している。

 新潟市東区に本社のあるサトウ食品(佐藤元社長)は餅、米飯などの食品製造会社で「サトウのごはん」はパックご飯のトップシェアを誇る。これまでも国内の陸上競技を応援しており、日本陸上GP(グランプリ)のネーミングライツパートナーや、箱根駅伝に出場する明大とスポンサー契約を結び、紫紺のユニホームの右胸には「サトウのごはん」のロゴが入れられている。

 「アルビレックス」を冠とするチームとしては、昨年11月に新潟アルビレックスBCがネーミングライツにより、オイシックス新潟アルビレックスBCとチーム名を変更しており、今回が2例目。きょう6日から7月のパリ五輪に向けた今季の戦いが始まるだけに、同クラブの選手は、大きな援軍を得た格好だ。

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