藤田さいきツアー最多7度目ホールイン 「飛んでる途中で良い感じ」予感が的中

[ 2024年4月6日 19:00 ]

女子ゴルフツアー 富士フイルム・スタジオアリス女子オープン第2日 ( 2024年4月6日    埼玉県 石坂GC=6535ヤード、パー72 )

<富士フイルム・スタジオアリス女子オープン2日目>13番、ホールインワンを決めガッツポーズを見せる藤田さいき(撮影・会津 智海)
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 第2ラウンドが行われ、19位から出た藤田さいき(38=JBS)がホールインワンでのイーグルと6バーディー、2ボギーの66で回り、通算7アンダー、137で首位と1打差の4位に浮上した。ホールインワンはツアー最多となる7度目。一気にV戦線に浮上した。通算8アンダーの首位には2年前の大会で優勝した上田桃子(37=ZOZO)ら3人が並んだ。

 もはや達人の領域だ。スコアを4打伸ばして迎えた150ヤードの13番パー3。藤田は狙いすまして8Iを振り抜いた。ピン手前1メートルに落ちると、「お願い!」――。その願いが通じたかのように「トントンスー」とボールはバウンドして転がりカップイン。この1打が効いて一気に優勝争いに加わった。

 22年のフジサンケイ・レディースで6度目のホールインワンを達成し最多に並んで以降、「本当にこの7回目のために2年間、モチベーションを上げてやってきた。歴代1位になることを夢見て頑張ってきた」と満面の笑み。主催者からは賞金10万円の“ボーナス”も受け取った。

 「飛んでる途中で凄い良い感じだったので、入ってほしいなと思った」と振り返ったが、過去6度、プライベートも含めれば中学時代から1度も記録してるだけに、打った時にはエースの予感がするという。「なんかちょっとゾワゾワする。もしかしたらというのが今回もあった」。常人には分からない感覚を説明した。

 首位とは1打差。「もちろん優勝目指してオフもやってきた。また、記録を伸ばしてホールインワンも。どっちも目指して頑張ります」。尽きない向上心を持つベテランは力強く締めくくった。

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